ゲンナジー・ゴロフキンとの対戦
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「村田諒太」の記事における「ゲンナジー・ゴロフキンとの対戦」の解説
2021年11月12日、東京都内で開かれた記者会見において、IBF世界ミドル級王者:ゲンナジー・ゴロフキンとの2団体王座統一戦が12月29日、さいたまスーパーアリーナで開催されることが正式発表された。記者会見には村田のほか帝拳ジムの浜田剛史代表、リモートで米フロリダ州からゴロフキンとGGGプロモーションのトム・ロフラーが出席し、海外メディア向けの第1部と国内メディア向けの第2部というスタイルで行われた。帝拳ジム会長の本田明彦は両者のファイトマネーの合計が「日本ボクシング史上最高額」である事を明かした。 2021年12月3日、新型コロナウイルスの変異株オミクロン株急拡大を受け、政府が外国人の新規入国を禁止する水際対策を実施したことで、ゴロフキンとの2団体王座統一戦が延期になったことが発表された。 しかし、2022年3月からの外国人に対する水際対策の緩和を受けて、4月9日に試合が再設定された。 2022年4月9日、さいたまスーパーアリーナでゲンナジー・ゴロフキンと対戦。序盤はボディを当て相手を下がらせる場面はあったものの、その後はゴロフキンのガードの間を縫う多彩な角度のパンチを受けて徐々に劣勢となり、9回村田の左フックに右のカウンターを合わせられてダウンするとセコンドからタオルが投入され、9回2分11秒TKO負けを喫し、WBAスーパー王座から陥落した。試合後のリング上で、ゴロフキンから民族衣装チャパン(en:Chapan)のガウンを着せて贈られた。後にゴロフキンは「カザフスタンには、チャパンを最も尊敬する人に贈るという習慣がある。彼に敬意を表して贈った」と語っており、ゴロフキンのプロモーターであるトム・ローフラーは「ゴロフキンがガウンを対戦相手にプレゼントしたことは見たことがない。」と語った。なお、試合の模様は日本国内がAmazon Prime Video、海外ではDAZNで配信された。 詳細は「ゲンナジー・ゴロフキン 対 村田諒太戦」を参照 2022年4月11日、NHKのクローズアップ現代で村田が試合翌日に受けたインタビューが放送され、今後の去就について「引退とかは別に今、考えなくてもいいのかな。例えばロンドンオリンピックの時だって、「オリンピック終わったら引退します」と言っていたけど続けちゃっているわけで。昨日の今日で答えを出す必要はなくて、ゆっくり考えていけばいいのかなとは思っています。」「今の僕としては、このあたりがいい「やめ時」なんだろうとは思ってます。ただ、まだ答えは出せない。そんな感じですかね。」と語った。
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