グレーアウト

実用日本語表現辞典

グレーアウト

グレーアウト（greyout）とは、視覚的な現象を指す言葉である。特に、視野が一部または全体が灰色に見える状態を指す。この現象は、血流不足や酸素不足により視神経が正常に機能しない場合に生じる。航空医学の分野では、パイロットが高G環境下で経験することが知られている。 また、コンピュータのユーザーインターフェースにおいても「グレーアウト」は用いられる（ただし、こちらの語源は「gray out」で「グレー表示」ともいう）。ここでは、特定のオプションや機能が利用できない状態を示すために、該当するメニューやボタンを灰色にする。これにより、ユーザーはその機能が現在の状況下では利用できないことを視覚的に理解することができる。

（2023年10月26日更新）

デジタル大辞泉

グレー‐アウト【gray out】

読み方：ぐれーあうと

パソコンで、ウインドーのツールバーのメニューやチェックボックスのボタンなどが薄いグレーで表示され、ユーザーの操作の対象から外れている状態。操作上選択する必要がない、または選択したり入力したりしてはいけない部分がグレーアウトになる。

IT用語辞典バイナリ

グレーアウト

別名：グレイアウト
【英】gray out

グレーアウトとは、グラフィカルユーザーインターフェース（GUI）において、項目が操作の対象から外れていることを示すため、グレー色で表示されている状態のことである。

グレーアウトで表示される項目は、主に、メニュー上の項目や選択肢のうち、現在の操作の流れでは入力や選択ができない項目などである。グレーアウトの表示によって、本来は項目があり、かつ、それが入力・選択できないことを示すことができる。

なお、IT用語以外では、航空機などで人体に大きな負荷（G）がかかったときに、視界が灰色がかって見える症状などを指す。

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

グレーアウト

出典:『Wiktionary』 (2021/08/27 15:32 UTC 版)

語源

英語 grayout のカナ転写。

名詞

グレーアウト

1. コンピュータにおいて、選択できない項目が灰色で表示されること。
2. コンピュータにおいて、現在開いている以外のプログラム画面が灰色で表示されること。
3. 体の下方向に極めて強い力がかかった際に、脳に血液が回らなくなり、視野が狭くなること。失神する一歩手前の状態。
   • 事故は、グレーアウト、ブラックアウト、Gロック、これは要するに、旋回の際に、失明に近い状態になったとか、失明状態になったとか、遠心力がかかって金縛り状態になったとか、そういうことで事故が起こったということを言っているだけでありまして（第143回国会　衆議院　外務委員会　第6号　平成10年10月2日、松本善明）

関連語

「英語の色名+アウト」の用語

• ブラックアウト
• ホワイトアウト
• レッドアウト
• ブラウンアウト