8秒ルール
【英】8 seconds rule
8秒ルールとは、「電子商取引(EC)のWebサイトにアクセスするユーザーの3分の1は、応答に8秒以上待たされると買い物をやめてしまう」という調査結果に基づいた、Webサイトのパフォーマンスに関する基準のことである。インターネット関連調査事業者のZona Research社が1999年7月にまとめた、EC市場に関する調査報告「The Need for Speed」に基づいている。
Webページのダウンロードに8秒以上かかった場合、大部分のユーザーは表示をあきらめて他のページに移動してしまう。同じユーザーが再びそのWebページを訪れる割合も低いとされる。このような事態が原因で、EC市場には1ヶ月で7300万ドルの損失、年間43億5,000万ドルの損失が生じているという。
8秒ルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/25 18:26 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2020年3月) |
8秒ルール(はちびょうルール)とはウェブサイトを構築する際のガイドライン・経験則の1つ。利用者がそのサイトを訪れてから、ページ全体の内容が表示されるまでに8秒以上を要すると、利用者は待ちきれずに他のサイトに行ってしまい、再び戻ってくることが非常に少ないとされる。
とくに顧客の獲得競争が激しい電子商取引サイトでは顕著で、いかに短時間でページを表示させるか、そのために「多くの情報を盛り込んだページ」を「どれだけシンプルな構成にできるか」がサイト構築の際の絶対条件となっていた。
1999年6月に米国のゾナ・リサーチ社が発表した調査報告『The Need for Speed』によると、14.4kbpsのモデムで接続している利用者が電子商取引サイトの表示に待ちきれなくなるまでの時間が8秒であり、それを超えると大部分の利用者が商品の購入そのものをあきらめてしまうということであった。
「8秒ルール」が強く意識されたのは56 - 64kbpsのモデムやISDNといった低速の回線で接続することが主流であった1999年頃までで、ADSLなどによる高速・常時接続が行われるようになった2000年以降はあまり言われなくなっている。
ただし、2012年現在でもなおADSL自体が利用できない国・地域(開発途上国、村、離島など)が残されていることや、利用者がページの表示に待つのを我慢できる時間は(回線の高速化によって)さらに短くなっているという予想もあり、「6秒ルール」「3秒ルール」といった表現もなされるようになってきている。
外部リンク
- IT用語辞典 e-Words 8秒ルール - ウェイバックマシン(2014年6月25日アーカイブ分)
8秒ルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 07:50 UTC 版)
バックコートでボールをコントロールしているチームが8秒以内にボールをフロントコートへ進めなかったとき。この8秒は、ボールをコントロールしている限り、継続して数え続けられる。
※この「8秒ルール」の解説は、「ヴァイオレイション」の解説の一部です。
「8秒ルール」を含む「ヴァイオレイション」の記事については、「ヴァイオレイション」の概要を参照ください。
- 8秒ルールのページへのリンク