8種類の符号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 14:42 UTC 版)
「JIS X 0208」の記事における「8種類の符号」の解説
JIS X 0208:1997では、規格票本体の箇条7ならびに附属書1および2において、つごう8種類の符号が規定されている。 「符号」および「符号化文字集合」は同義語とされている。 JIS X 0211はISO/IEC 6429に一致する国内規格である。 CL、GL、CRおよびGRの各領域は、それぞれ、列番号/行番号が0/0から1/15まで、2/1から7/14まで、8/0から9/15までおよび10/1から15/14までの各領域である。 いずれの符号においても、2/0には図形文字「SPACE」を、7/15には制御文字「DELETE」を割り当てる。 漢字用7ビット符号 規格票本体に規定されている。CL領域にJIS X 0211のC0集合を割り当て、GL領域に漢字集合を割り当てる。 漢字用8ビット符号 規格票本体に規定されている。CL領域にJIS X 0211のC0集合を割り当て、GL領域に漢字集合を割り当てる。CR領域には、JIS X 0211のC1集合を割り当てるか、何も割り当てないかのいずれかとする。GR領域には何も割り当てない。 国際基準版・漢字用7ビット符号 規格票本体に規定されている。CL領域にC0集合を割り当てる。GL領域にISO/IEC 646の国際基準版 (IRV) 図形文字集合およびJIS X 0208の漢字集合を、それぞれ、SHIFT-INおよびSHIFT-OUTによって割り当てて用いる。 国際基準版・漢字用8ビット符号 規格票本体に規定されている。JIS X 0211のC0集合をCL領域に、ISO/IEC 646の国際基準版図形文字集合をGL領域に、漢字集合をGR領域に割り当てる。EUC-JPにおいて、JIS X 0201の片仮名用図形文字集合およびJIS X 0212の補助漢字を使用しないようにしたものに相当する。 ラテン文字・漢字用7ビット符号 規格票本体に規定されている。国際基準版・漢字用7ビット符号における国際基準版図形文字集合を、JIS X 0201のラテン文字用図形文字集合に置き換えたものである。 ラテン文字・漢字用8ビット符号 規格票本体に規定されている。国際基準版・漢字用8ビット符号における国際基準版図形文字集合を、JIS X 0201のラテン文字用図形文字集合に置き換えたものである。 シフト符号化文字集合 附属書1「シフト符号化表現」に規定されている。Shift_JISである。 RFC 1468符号化文字集合 附属書2「RFC 1468符号化表現」に規定されている。RFC 1468に規定されたISO-2022-JPに似ている。ただし、ISO-2022-JPは7ビットを1バイトとする符号であるのに対して、RFC 1468符号化文字集合は8ビットを1バイトとする符号である点が異なる。 第4次規格に規定されたこれらの符号化文字集合のうち、IANAに登録されているものは、シフト符号化文字集合のみである。
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