グルメ界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 08:03 UTC 版)
地球上の約7割の領域を占める広大な場所。ブルーニトロがグルメ細胞を投下したことで誕生し、かつてはパンゲアと呼ばれる一つの巨大な大陸だったが、何十億年もの大陸移動を経てアカシア(地球)のフルコースごとにエリア1~8の八つの大陸に分かれ、それぞれの大陸を八王が支配するようになった。かつてアカシアがGODをはじめとする多くの食材を発見した場所で、「グルメ界」という名前も約500年前に付けられた。 「食の楽園」と呼ばれ、多くの人がグルメ界に憧れて足を踏み入れた時期があり、入った者が誰も戻ってこないのは天国の様に魅力的だからだと思われていた。しかし、唯一生還できたジャーナリストのハッチの証言によって、実際は異常気象だらけの天候と捕獲レベル100超で人類の近代兵器をものともしない凶暴な猛獣達がはびこる「地獄」であり(夜は更に危険度が増す)、帰還者がいないのは全員がただ単に死んでいったためであると判明。程なくIGOはグルメ界全域を危険特定区域に指定し、以来各地に設けた関所で人間界とグルメ界を隔離している。しかし、人類にほとんど知られていない新たな食材の宝庫であることは事実であり、弱肉強食で生きる場を追われた獣ですら基本的には人間界への進出をしないほどにグルメ界の食材は美味であるため、現在でも命をかけてグルメ界に挑戦する者は後を絶たない。グルメ界は特殊な磁場により一切の電波が遮断され、人工衛星などによる撮影も不可能とされる。 グルメ界で生き抜くためには、集中力を限界まで高めた状態を常に維持し、1/100秒も油断せずに周りを観察し続けるのが基本である。また高度な戦闘力はもちろん、それ以上に刻一刻と変わる異常な環境への適応力が要求される。そこまでのレベルに到達し、グルメ界に入ることのできる者は、美食屋の中でもごく限られている。現時点でグルメ界に入れることが確認されているのは、美食會の副料理長クラス以上・一龍・次郎・節乃・第0ビオトープの職員達の十数名。トリコ達四天王はまだグルメ界の猛獣とやっと互角に戦えるほどのレベルで、以前トリコとサニーは単身でグルメ界に挑戦して危うく命を落としかけたことがあった。そのため四天王は、一龍・次郎・与作ら先人達の指導の下、グルメ界攻略に必要な力を体得するための修行に励んだ。 クッキングフェスティバルの騒動終了後、トリコは小松を助けに単身グルメ界に乗り込み小松と2人で2年近くグルメ界で生活をし、人間界に戻ったあと四天王と小松の5人でアカシアのフルコースを探す旅に出掛ける。
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