グリーンピア三木(現ネスタリゾート神戸)の再生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:00 UTC 版)
「森岡毅」の記事における「グリーンピア三木(現ネスタリゾート神戸)の再生」の解説
かつて1980年代に厚生省の旗振りのもと、保険者・年金受給者のための保養施設として巨額な年金資金を投じて建設されながらも経営破綻した大規模保養施設グリーンピア三木の再生も手掛ける。2016年に地元経済への貢献を志す新たな経営者によってネスタリゾート神戸として再オープンしていた施設からの要請により2018年から株式会社刀として支援を開始した。刀は『ネスタリゾート神戸』のブランドを、消費者が日常生活や通常のテーマパークでは決して味わえない、本能をゆさぶる大興奮を得られる「大自然の冒険テーマパーク」へと生まれ変わらせ、宿泊客頼みの収益構造から、日帰り客を主軸にする集客構造への大変革を断行。ゲスト満足と効率を両立させる運営ノウハウなど、集客施設の成功に欠かせない刀独自の技術も次々と導入している。大地の起伏をそのまま活かしてオフロードコースをつくり、本格バギーで走り回る「ワイルド・バギー」、畑で新鮮な野菜を自分で収穫し、生きた魚を自分で捕まえて、素材のうまみが際立つ特別レシピで食べる「ワイルド・ハーベスト」、緑に囲まれた池の上にはカヌーを浮かべ、オールを漕いで浮島を回る「ワイルド・カヌー」、大自然を見下ろす熱気球「バルーン・フライト」など次々と、設備投資を抑えて強い体験価値を生み出すアトラクションを開発し、体験を強化。それらを効率的に消費者に認知させブランドエクイティーとするコミュニケーションを実施することで施策開始から僅か1年で集客207%/売上260%のV字回復軌道に乗せた。コロナ厄災が襲いかかった2020年度には4月から5月下旬まで閉園を余儀なくされたものの、6月以降は徐々に持ち直し、夏には鳥のように滑空する「スカイ・イーグル」の他、「キャニオン・ドロップ」「キャニオン・スライド」などのアトラクションからなるネスタリゾート神戸にとっても、オープン以降初の大型投資となる新エリア「アドベンチャー・キャニオン」をオープン。コロナによる外出自粛の逆風を物ともせず9月には売上高前年同月比で133%とついに100%超えを果たし、その後も驚異的なペースで売り上げを積み重ね11月後半には201%を記録。その結果、2020年12月期には初の営業利益(償却前)の黒字化を達成した。
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