クリン星の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 23:39 UTC 版)
「時空戦士スピルバン」の記事における「クリン星の人々」の解説
スピルバン、ダイアナ、ヘレン以外のクリン星の人々は、作中では主に回想シーンの中で登場し、同時にさまざまな人種が共存しているということ、そして高度な文明を築いていたということが回想シーンの端々に示されている。スピルバンたちがまだ幼いころに、ワーラーの侵攻によってクリン星は滅ぼされてしまうが、彼らの活躍でワーラーが壊滅したことにより歴史改変が生じ、1万年後の地球として復活を果たした。 城 洋介(じょう ようすけ) / スピルバン クリン星の生き残りの青年。20歳。スピルバンが本名で城洋介は地球人としての偽名。一人称は「俺」。「結晶」のコードにより戦闘強化服ハイテククリスタルスーツを身に纏って時空戦士スピルバンとなり、ワーラー帝国と戦いながら、故郷のクリン星に帰るために戦い続ける。5歳の誕生日には父のベンから犬をプレゼントされた。 地球ではオーストラリア、カナダを経て日本で活動するようになる。また地球上では職業には就いていないが、表向きはインターポールの捜査官として通している。普段の移動の足には愛車の赤い三菱・パジェロ(初代)を利用している。 幼いころから長期間、生命維持装置で眠っていたせいか、ときどき言動に幼児性が見受けられる。また、戦闘経験が浅いため、劣勢になりやすい。しかし、怒りによって彼の潜在能力が発揮される。 ワーラーとの戦いの中、グランナスカが航行不能になったことでクリン星に帰れなくなり、地球を第二の故郷として生きる決意を固める。その後ワーラーを壊滅させたことで歴史改変が起こり、クリン星は1万年後の地球として復活。ダイアナとヘレンと共に帰郷したスピルバンは父の万年筆(後述)を手にし、両親たちと再会を果たした。 ダイアナ / ダイアナレディ スピルバンと同じくクリン星の生き残りで、彼の幼馴染み。18歳。ハイテククリスタルスーツを身に纏ってダイアナレディとなり、主にスピルバンのサポートとして戦う。 活動的な性格で、それが災いして危機を招いてしまうこともあるが、自らを顧みず、苦悩するスピルバンを慰める優しい心を持っている。変身前の得意技は、お尻から敵にのしかかるダイアナヒッププレス。地球では白い三菱・ミラージュを愛車としている。 ヘレン / ヘルバイラ → ヘレンレディ スピルバンの生き別れの実姉。幼いころの家族が一緒に写った写真をペンダントに入れている。幼少時のスピルバンとは石を使った暗号で遊んだり、ボールに猫の絵を描いたりと楽しい日々を送っていた。実の父であるドクターバイオによりヘルバイラに改造されてしまい、意に反してスピルバンと戦いを繰り広げることとなる。ワーラーから脱走後、各地を転々として働きながら、時にはスピルバンを助ける日々を送る。 物語中盤で再びワーラーの手中に落ち、度々スピルバン抹殺のための策略に利用されるが、バイオの手引きによりヘルバイラの呪縛から解放され、晴れてスピルバンと再会を果たす。スピルバンたちと行動を共にするようになってからは宇宙剣士ティーチャーによる特訓を受け、ハイテククリスタルスーツを身に纏ってヘレンレディとなりスピルバンやダイアナレディと共に戦うようになる。またそれと同時に赤いバイクを移動の足として使用するようになった。 ベン博士 スピルバンとヘレンの父。生体工学の宇宙的権威で、クリン星暦1万2000年にはバイオテクノロジーの研究で表彰され、年月日が刻み込まれた万年筆を与えられた。その頭脳を狙ったワーラー帝国にさらわれ、ドクターバイオへと洗脳・改造されてしまう。物語終盤で元の姿に戻り、スピルバンたちのピンチを救うためにパンドラ生命機械人にウイルス菌を注射するが、パンドラ生命機械人の攻撃を受けて消滅。形見の万年筆だけが残された。その後の歴史改変により復活を果たし、クリン星でアンナとマリンと共にスピルバンたちと再会を果たす。
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