キューバ危機以降の対米対ソ関係とは? わかりやすく解説

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キューバ危機以降の対米・対ソ関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 01:47 UTC 版)

フィデル・カストロ」の記事における「キューバ危機以降の対米・対ソ関係」の解説

詳細は「キューバ危機」を参照 フルシチョフ回想録によると、1962年春にクリミア半島休暇過ごしている間に、アメリカ攻撃対す抑止力としてキューバミサイル配置するという考え思いついた。フルシチョフラウル率いキューバ代表団会談してこの考え提案したその結果ソビエト製の核ミサイルキューバ配備された。 1962年10月15日アメリカU-2偵察機ミサイル発射装置建設発見したジョン・F・ケネディ大統領率いアメリカ政府10月22日その事実を公表しキューバに向かう船舶臨検行い海上封鎖実行した米ソ間の緊張高まり核戦争危機現実味を帯びると、ケネディフルシチョフは、アメリカトルコからジュピターミサイル撤去するのと引き替えに、ソビエトキューバからミサイル撤去することで合意した。しかし緊張緩和された後も、キューバとアメリカ対立決定的なものとなったフィデルアメリカ敵視する一方でアメリカ妥協したソビエトに対して不信感募らせた。だが、ソビエトとの友好関係キューバ重要な政策であり、フィデルソビエトとの関係維持努めたフルシチョフ失脚後ソビエト対す不信感解消したフィデルは、1968年の「プラハの春」においてソビエト軍によるチェコスロバキア侵攻理解示した。しかし、このようなソビエトへの態度が、チェ・ゲバラとの決別大きな要因になった1989年冷戦終結し1991年にはソビエト崩壊したソビエト後継国家であるロシア連邦との関係は、ソビエト時代比べて薄れたまた、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}アメリカとの関係についてはキューバ側が積極的に関係改善目指している[要出典]が、フロリダ州などを中心に大きな影響力持っているキューバ系アメリカ人財団など、反カストロロビイスト影響受けているアメリカ保守派禁輸措置解除反対している。 1990年代キューバ疎遠になっていたロシア連邦は、2000年代入ってウラジミール・プーチン政権になると、アメリカ牽制する意味から、キューバとの関係を再び強化しており、元首同士訪問海軍艦隊寄港立て続け行っている。 現在でもキューバアメリカから禁輸措置受けている。なお、アメリカキューバハリケーンなどの被害対す人道的支援例外的に行う姿勢見せているが、フィデルアメリカ申し出感謝表しながらも、「もし真の協力意志があるならキューバ不可欠輸出許可しアメリカ企業による信用供与妨害すべきではない」として支援拒否している。

※この「キューバ危機以降の対米・対ソ関係」の解説は、「フィデル・カストロ」の解説の一部です。
「キューバ危機以降の対米・対ソ関係」を含む「フィデル・カストロ」の記事については、「フィデル・カストロ」の概要を参照ください。

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