キューバ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 20:09 UTC 版)
「2006 ワールド・ベースボール・クラシック」の記事における「キューバ問題」の解説
キューバ共和国は大会開催地のアメリカと国交が無く、アメリカ政府が対立するキューバに対して禁輸措置を行っているため、WBCの利益分配が禁輸措置に違反するという理由によりアメリカ合衆国財務省の海外資産管理事務所がキューバ代表チームの入国を拒否した。これよりキューバのWBC出場が危ぶまれていたが、MLB機構と選手会はキューバに利益分配金が入らないという条件で入国の再申請を行い、また、キューバのカストロ議長も、WBCの分配金をアメリカのハリケーン被害者に全額寄付すると表明。こうした各所でのキューバ参加に向けた積極的な動きによって、最終的にはテキサス・レンジャーズのオーナーを務めたこともあるブッシュ大統領の鶴の一声により財務省もキューバ代表の入国を拒否する理由が失われ、晴れて正式にキューバの参加が可能となった。
※この「キューバ問題」の解説は、「2006 ワールド・ベースボール・クラシック」の解説の一部です。
「キューバ問題」を含む「2006 ワールド・ベースボール・クラシック」の記事については、「2006 ワールド・ベースボール・クラシック」の概要を参照ください。
- キューバ問題のページへのリンク