オメガB(1994-2002年)
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「オペル・オメガ」の記事における「オメガB(1994-2002年)」の解説
2代目モデルであるオメガBは1993年(日本での販売は1994年)に登場。より大胆なエアロルックを採用した。セネターとの統合を兼ねてボディは大型化し、ボディ形状はセダン及びステーションワゴンがラインナップされた。また、長らく続いた直列6気筒エンジンは新開発のV型6気筒エンジンに置き換えられた。 イギリスではカールトンの名称が廃止され、オペル同様の「ボクスホール・オメガ」となった。 1996年、1997年、1998年と年ごとに改良され、1999年(日本仕様は2000年から)マイナーチェンジを決行。各部の意匠変更を行いオペルのフラッグシップとして相応しい貫禄を見せ、少々アグレッシブすぎたデザインは、保守層にも受け入れやすい物へ変わった。内装も曲線を多用したインストゥルメントパネルから直線基調のデザインのものに改められた。日本においてマイナーチェンジ後は俗に2000Bと称される。本国ではBMW製6気筒ディーゼルエンジンも設定されていた。また、シボレー・コルベットと同じV型8気筒5.7リッターエンジン搭載モデルも限定で発売されたこともあった。 アメリカでは当時、GMのキャデラック部門がBMWやメルセデス、それに新規参入したレクサスに対抗するためカテラという名称でセダンを販売したが、売れ行きは芳しくなかった。カテラは2001年モデルで販売を中止し、翌年には同じ後輪駆動車ではあるが、シグマ・アーキテクチャと呼ばれる新設計のプラットフォームを採用したキャデラック・CTSとなった。なおCTSとは「カテラ・ツーリング・セダン」の略である。 日本に正規輸入されたモデルは以下の通りである。なお、全てのグレードでセダン・ワゴンのボディ形状が選択できた。 オメガGL直列4気筒DOHCエンジン 1,998cc 136馬力 モデルライフ途中で投入され、マイナーチェンジによりカタログ落ちした希少なモデル。 オメガCDV型6気筒DOHCエンジン 2,497cc 170馬力 オメガBで中核をなすモデル。最量販グレードであった。 オメガSPORTV型6気筒DOHCエンジン 2,596cc 180馬力 モデル末期に登場。CDをベースに排気量を拡大し、エンジンマネージメントを変更。同時に足回りやブレーキ等も強化し、走行性能を充実させたスポーツ指向のグレードであった。 オメガMV6V型6気筒DOHCエンジン 2,962cc 210馬力 オメガの最上位モデル。セネターが廃止されたため、事実上オペルのフラグシップとなる。
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