オメガA(1987-1994年)
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「オペル・オメガ」の記事における「オメガA(1987-1994年)」の解説
初代モデルであるオメガAは、1987年に登場した。前年にデビューした2世代目のセネターをベースとしていた。空力特性に優れており、標準モデルでは空気抵抗係数(Cd値)0.28を達成。1987年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。 イギリスではボクスホール・カールトン(英語版)として販売された。また、1992年からはブラジルでシボレー・オメガとして生産・販売が開始された。 日本では1988年にオペルの総代理店であった東邦モーターズが輸入を開始したが、翌1989年からはいすゞ自動車も独自に販売を始め、1993年よりヤナセネットワークへ移行した。日本仕様としては、カーエアコンの能力不足や格納しないドアミラー、またエアロボディ故にエンジン熱がこもりやすく、特に日本の夏においてはオーバーヒート傾向にあったことが欠点とされた。 全長4,690mm、全幅1,770mm、全高1,450mm。 日本に正規輸入されたモデルは以下の通りである。 オメガCD直列4気筒SOHCエンジン 1,998cc 115馬力 4速AT(東邦モーターズ仕様) 直列4気筒SOHCエンジン 2,409cc 125馬力(いすゞ仕様) 直列6気筒SOHCエンジン 2,593cc 150馬力(ヤナセ仕様) グレード名は全て同じであるが、エンジンは各インポーターともに別の物を採用していた。 1991年からマイナーチェンジ後のモデルに切り替わり、カラードバンパー、電動格納式ドアミラー、スモーク系のテールレンズなどが新たに装備された。 オメガCDキャラバン直列4気筒SOHCエンジン 1,998cc 115馬力 ワゴンボディを備えたモデル。2Lエンジンとの組み合わせは東邦モーターズのみの取り扱いであった。 オメガ3000直列6気筒SOHCエンジン 2,968cc 175馬力 いすゞディーラーのみで販売されていた。セネターCDと共通の直列6気筒エンジンを搭載。 エアロパーツを身に纏い、1989年当時オペルのイメージリーダー的存在であった。 室内もスポーティに仕上げられ、本革/ファブリックのスポーツシートはレカロ製であった。 このクラスの輸入車では珍しく、5段MTが選択できた。 1991年にマイナーチェンジ。電動格納式ドアミラーやスモーク色のテールレンズを採用した。 オメガ3000 24V直列6気筒DOHCエンジン 2,968cc 200馬力 こちらはヤナセで取り扱っていたモデル。 3,000ccのDOHCエンジンはDINで200馬力を発生する。 オメガ ワゴン24V直列6気筒DOHCエンジン、2,968cc 200馬力 こちらもヤナセのみで取り扱っていたモデル。 オメガ3000 24Vのエンジンをワゴンボディに搭載するが、外装及び内装は豪華装備志向のCDモデルに準ずる。
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