オペレーティングシステムとソフトウェア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 05:48 UTC 版)
「Fire Phone」の記事における「オペレーティングシステムとソフトウェア」の解説
Kindle Fireタブレットと同様に、ファイアフォンは「Fire OS」というAndroidのフォーク版を使用している。 ファイアフォンには、Android 4.2 Jelly Beanに基づいたFire OSのバージョン3.5がプリロードされていた。フォークは、GoogleのデフォルトのUIを、最近アクセスしたコンテンツやアプリ(「ホームカルーセル」と呼ばれる)のメリーゴーラウンドUIに置き換え、Amazonのさまざまなサービスを売り込んだ。ファイアフォンで導入された新しい機能は「アクティブウィジェット」の存在で、最近の活動やアプリに関する情報を示すアイコンの下に表示される。 Fire Phoneのプリロードされたアプリケーションには、Amazon Appstore、Amazon Video、Amazon Music、AmazonのSilkブラウザ、Audible Audiobooksなどがある。ファイアフォンはAndroidを使用しているが、Google Playストアはプリインストールされていない。 Fire OS 3.6.8時点で、Google PlayとGoogleサービスは簡単にサイドロードできる。 Fire OS 3.5.1のアップデートでは、クイックアプリの切り替え(「クイックスイッチ」と呼ばれ、ホームボタンを2回タップしてアクセス)、フォルダ(「App Grid Collections」)、ホーム画面上のアプリケーションの固定、 MMSによる高解像度ビデオの送信、バッテリ寿命の向上等が新たに加わった。 Fire Phoneには、3つのパネルのデザインがあり、左パネルには設定が表示され、中央パネルにはアプリケーションのメイン画面が表示され、右パネルには「delights」(アプリ固有の機能)が使用される。 記者会見で示された例は音楽アプリだった。メインパネルには音楽再生画面が表示され、左側のパネルにはナビゲーションと設定が表示され、右側のパネルにはライブ曲の歌詞の「delights」が表示される。 4つのフロントカメラとジャイロスコープを使用するファイアフォンは、デバイスの向きに基づいてショートカットを提供する。 傾き、回転、覗き見などのアクションを備えた「ダイナミック・パースペクティブ」として市販されており、アクションでユーザーはメニュー/アクセスショートカット、通知の表示、およびクイックアクションのそれぞれを表示できる。 これにより、ユーザはファイアフォンを傾けることによってウェブページをスクロールさせたりブック内のページをめくることもできる 。 Fire Phoneで撮影した写真は自動的にAmazon Cloud Driveにバックアップされる。 Amazonはこのデバイス向けに無制限の写真ストレージを提供している。 MaydayとFireflyもファイアフォンのセールスポイントである。 Maydayは、アマゾンのデバイスのユーザーに無料の24時間カスタマーサポートサービスを提供し、ユーザーのデバイスの特定の機能をユーザーに示すために、デバイスへのカスタマーサービスへのアクセスを可能にする。 Fireflyはカメラやマイクを使って、Amazonなどから購入できるオブジェクト(メディアなど)を特定したり、有用な情報(アドレスや電話番号など)をスキャンしたりする。 アップデートでテキストを翻訳する機能及び有名な芸術作品を特定する機能が追加された Fire Phoneは、Fire TV、Xbox、Sony PlayStation 3/4、またはSamsung Smart TVを選択して、Miracast対応デバイスに画面を送信することもできます。 第2の画面としても機能することができる.
※この「オペレーティングシステムとソフトウェア」の解説は、「Fire Phone」の解説の一部です。
「オペレーティングシステムとソフトウェア」を含む「Fire Phone」の記事については、「Fire Phone」の概要を参照ください。
- オペレーティングシステムとソフトウェアのページへのリンク