オペレーティングシステムによる違いとは? わかりやすく解説

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オペレーティングシステムによる違い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 02:05 UTC 版)

ファイルパーミッション」の記事における「オペレーティングシステムによる違い」の解説

Unix系POSIX準拠システムは、LinuxmacOS含めて個々ファイル単純な方式管理する。それらシステム多く何らかのアクセス制御リスト (ACL) もサポートしており、独自方式例えば、古いHP-UXACL)、POSIX.1e のACL方式(かつてPOSIXドラフト版で規定されたが結局規格化されなかった)、NFSv4標準一部ACLなどがある。 MS-DOS系のオペレーティングシステムPC DOSWindows 95Windows 98Windows Meなどを含む)はパーミッション持たない。単に「リードオンリー読み込みのみ)」というファイル属性任意のユーザーファイル単位設定できるだけである。リードオンリー属性設定しても、どのユーザーでもプログラムでもその設定変更できるので、ファイル変更した削除したりするのを防げない。また、ユーザーファイル読めないように設定する属性存在しない(隠すことはできるが、パス名を知っていれば読むことは可能)。 他のMS-DOS互換OSDR-DOS 3.31 およびそれ以降、PalmDOS、Novell DOSOpenDOS、FlexOS、4680 OS、4690 OSMultiuser DOSConcurrent DOSDatapac System ManagerIMS REAL/32 など)は、ファイルディレクトリ毎にリード/ライト/実行/削除ファイルパーミッションFATボリューム上でサポートしている。FlexOS、4680 OS、4690 OS 以外のOSでは、ファイルディレクトリ毎にパスワード設定できるDR DOS、PalmDOS、Novell DOSOpenDOS 以外のOSでは、ファイルディレクトリ毎にワールド/グループ/所有者」という所有権クラスサポートしている。なお、DR DOS 6.0 およびそれ以降、PalmDOS、Novell DOSOpenDOS個人用OSなので、マルチユーザー用セキュリティモジュールをロードしないと所有権クラス使用できないOpenVMSWindows NT との派生OSWindows 2000Windows XP など)はアクセス制御リスト (ACL) を使用してもっと複雑で多様なパーミッション管理している。OpenVMSはまたUnix系同様のパーミッション方式使えるが、Unix系よりも複雑である。後述クラス4つあり(システムオーナーグループワールド)、アクセスパーミッションも4つある(リードライト実行削除)。クラス包含関係にあり、ワールドにはグループ含まれグループにはオーナー含まれるシステムクラスにはシステムユーザーしか属さないUnix系スーパーユーザー相当する)。 古い Mac OSDOS系やDOSベースWindowsと同様パーミッション持たないが、"Protected" という属性だけをサポートしていた。 AmigaAmigaDOS当時シングルユーザーOSとしては進んだパーミッション体系サポートしていた。AmigaOS 1.x では、アーカイブ/リード/ライト/実行/削除というパーミッション備えていた。AmigaOS 2.x およびそれ以降では、さらに Hold/Script/Pure というパーミッションサポートしている。 Mac OS X v10.3 (Panther) およびそれ以前は、POSIX準拠パーミッション使用していた。Mac OS X v10.4 (Tiger) 以降では NFSv4 ACLサポートしている。従来からのUnix系ファイルパーミッション方式サポートしており、Apple Mac OS X Server version 10.4+ File Services Administration Manual では従来からのパーミッション方式のみを使用することを推奨していた。また、Classic Mac OS での "Protected" 属性サポートしている。 Solaris でのACLサポート使用するファイルシステム依存する。古いUFSは POSIX.1e ACLサポートしており、ZFSは NFSv4 ACL のみをサポートしている。 Linuxは POSIX.1e ACLサポートしている。ext3ファイルシステム向けに実験的に NFSv4 ACLサポートした例がある。 FreeBSDUFS では POSIX.1e ACLサポートしUFSZFS では NFSv4 ACLサポートしている。 IBM z/OS ではファイルセキュリティを RACF (Resource Access Control Facility) で実装している。

※この「オペレーティングシステムによる違い」の解説は、「ファイルパーミッション」の解説の一部です。
「オペレーティングシステムによる違い」を含む「ファイルパーミッション」の記事については、「ファイルパーミッション」の概要を参照ください。

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