派生OS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/25 15:42 UTC 版)
「Version 6 Unix」の記事における「派生OS」の解説
BSD (1BSD) 以外にも、V6のコードから派生したUNIXには、以下のようなものがあった。 IS/1 - INTERACTIVE社が改良を加えたV6。世界で初めて有料で販売されたUNIX。 Wollongong Interdata UNIX, Level 6 - オーストラリアのウロンゴン大学で1976年 - 1977年にRichard MillerおよびRoss Nealonによって開発された。Interdata 7/32というミニコンピュータへの移植版。このプロジェクトはJuris Reinfelds教授が統括した。ウロンゴン大学で開発されたユーティリティ群が含まれており、後のV7ではC言語コンパイラも含まれていた。これはPDPシリーズ以外へのUNIX移植の最初の例であり、移植可能なOSの重要性を示したと言える。 ベル研究所は Interdata 8/32 への V6 の移植を試みたが、これがリリースされることはなかった。 MINI-UNIX - ローエンドのPDP-11(PDP-11/10など)向けのV6 PWB/UNIX - 1.0はV6ベース(それ以前のバージョンはV4やV5をベースとしていた) UNIX/RT - V6ベースのリアルタイムオペレーティングシステム。MERTと呼ばれる初期のマイクロカーネル上に構築されている。 LSI-UNIX,LSX - LSI-11マイクロプロセッサ向けのバージョン。40Kバイトのメモリ容量で動作し、カーネルはわずか16Kバイトであった。 AUSAM (Australian Unix Share Accounting Method) - 1979年11月リリース。シドニー大学によるV6派生OS。セキュリティとプロセス課金機能が強化されている。
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