AmigaDOS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:08 UTC 版)
AmigaDOS はAmigaOSのディスクオペレーティングシステム (DOS) 部分である。ファイルシステム、ファイルとディレクトリの操作、コマンド行インタフェース、ファイルのリダイレクト、コンソール・ウィンドウなどの機能を有する。コマンド・リダイレクション、パイプ、構造化プログラミング型のスクリプト言語、システムのグローバル変数やローカル変数といった仕組みを提供している。 AmigaOS 1.xではBCPLで書かれたTRIPOSをベースにしていた。しかし、他の言語とのインタフェースが難しく間違いやすいことがわかり、TRIPOSからの移植はあまり効率的ではなかった。 AmigaOS 2.x以降では1.xとの互換性を保ちつつC言語とアセンブリ言語に書き直された。また、サードパーティーで行われていたAmigaDOS Resource Project (ARP)の成果も取り入れている。ARPでも独自にBCPLで書かれたユーティリティやインタフェースを書き換えていた。 ARPはまた、Amiga向けの標準化されたファイル・リクエスター(ファイル選択ダイアログのようなもの)を提供し、UNIX風のワイルドカードをコマンドのパラメータに使えるようにした。他にもコマンドが受け付ける日付フォーマットの範囲を改善し、コマンドをメモリに常駐させてロード回数を減らす機能も追加された。 AmigaOS 4.0ではBCPLからの遺産は完全に払拭され、AmigaOS 4.1で64ビットサポートのための改造が行われている。 ファイル拡張子はAmigaOSでもよく使われるが必須ではなく、AmigaDOSも拡張子を特別に扱うことはない。単にユーザーがファイルの種類を名前から推測しやすくしているだけである。実行ファイルはマジックナンバー (プログラム)を使って認識する。
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