ブートブロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:08 UTC 版)
Kickstartは立ち上げ時にブート可能デバイス(一般にフロッピーディスクまたはハードディスク)からのブートを試みる。フロッピーディスクの場合、ディスクの先頭の2セクタ(ブートブロック)をまず読み込み、そこに格納されているブート命令列を実行する。通常このコードはOS(AmigaDOSとGUI)をロードしてそれに制御を渡し、そのディスクをブートボリュームとして使用する。このようなディスクは他にどういう中身が格納されていても「ブートディスク」または「ブータブルディスク」と呼ばれる。"install" コマンドを使えば、ブランクディスクにブートブロックを書き込むことができる。ゲームなどのソフトウェアの媒体には独自のブートブロックが書かれている。そのためゲームやデモといったアプリケーションでは、AmigaOSを使わずにメモリやハードウェアを直接制御することになる。 ブートブロックはコンピュータウイルス作者の格好の攻撃対象となった。ブートブロックがウイルスに感染するとブートコードが書き換えられるため、ブートディスクはうまく起動できなくなる。そのような初期のウイルスとしてSCA virusがある。
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