ブート構成データ (BCD)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 01:40 UTC 版)
「Windows Boot Manager」の記事における「ブート構成データ (BCD)」の解説
ブート構成データ (Boot Configuration Data, BCD) は、起動時の構成を格納する、ファームウェアに依存しないデータベースである。これは NTLDR で用いられた boot.ini に代わり、Microsoft の新しい Windows Boot Manager に用いられる。BCD は、レジストリと同等のフォーマットを持つデータファイルに格納される。このファイルは、(EFI ファームウェアが用いられるマシン上で)EFI システムパーティション、または(PC/AT互換機ファームウェアを用いるマシン上で)システム・ボリュームの \Boot\Bcd パスのいずれかに配置される。 BCD は、コマンドラインツールの使用 (bcdedit.exe)、レジストリエディタの使用 (regedit.exe)、Windows Management Instrumentation の使用、または EasyBCD のようなサードパーティツールにより書き換えることができる。 BCD は、Windows Boot Manager によって提供されるメニュー項目を含む。これは、NTLDR によって提供されるメニュー項目を boot.ini が含んでいることと同様。 これらのメニュー項目には、次の事項を含むことができる: winload.exe/winload.efi の起動による Windows の起動に関するオプション winresume.exe/winresume.efi の起動による Windows のハイバネーション復帰に関するオプション NTLDR の起動による以前のバージョンの Windows NT ファミリの起動に関するオプション ボリュームブート・レコードの読み込みと実行に関するオプション 起動構成データは、診断または回復オプションのようなツールを実行できるように、サードパーティーによる統合を考慮している。
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