AmigaOS 2.x でのユーザインタフェースの改善
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:08 UTC 版)
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AmigaOS 2.0 までは統一的なルック・アンド・フィールのデザイン標準は存在しなかった。アプリケーション開発においてはそれぞれが自前のウィジェット(ボタンやメニュー)を用意する必要があり、Intuitionが提供するサポートは最小限の範囲だった。AmigaOS 2.0には標準ウィジェットセットを提供するgadtools.libraryが追加され、ルック・アンド・フィールのガイドラインとなるAmiga User Interface Style Guideができた。 また、それまでWorkbenchのスクリーンが唯一の共有可能スクリーンだったが、2.0以降ではアプリケーションが他のアプリケーションと共有可能なスクリーンを作成できるようになった。 また、AmigaOS 2.0では単純なハイパーテキストのマークアップ体系とブラウザであるAmigaGuideが導入され、アプリケーションのオンラインヘルプに使われた。また、LISP風のスクリプト言語で動作する標準のソフトウェアインストールプログラムInstallerも導入された。 AmigaOS 2.0までアプリケーションはキーボードやマウスの入力イベントを捉えるためにフックをしかけ、システム全体の入力ストリームを捉えるしかなかった。AmigaOS 2.0では入力イベントを修正したり詳細に調べたりするための標準インタフェースCommoditiesが提供されるようになった。これにより、グローバルな「ホットキー」のキー押下シーケンスの設定ができ、Commodities Exchangeというレジストリでユーザーがどんな入力イベントがあるかを見ることができるようになった。 AmigaOS 2.1ではlocale.libraryが導入され、AmigaOSの英語以外への翻訳が行えるようになった。
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