ウルトラマンタイタス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 23:33 UTC 版)
「ウルトラマンタイガ」の記事における「ウルトラマンタイタス」の解説
力の賢者の二つ名を持つウルトラマン。モットーは、「賢者の拳は全てを砕く!」。ウルトラマンジョーニアス同様にU40のウルトラ人で、ボディービルダーを彷彿とさせる鍛え上げられた健全な精神と極限まで発達した全身の筋肉を兼ね備えたプロレス技を駆使した格闘戦を得意とする。冷静沈着かつ高尚な性格から賢者と称えられており、地球の諺からウルトラマンガイアやウルトラマンナイスの詳細にも通じるなど博識な面を見せる。そのため、トライスクワッドでは最年長であることも相まって、熱くなりがちなタイガやフーマを諫めることが多い。 赤子時代にヘラー軍団の一員とされる元ウルトラ人の父親の意志で単独でU40に送り届けられ、ウルトラ艦隊司令ザミアスに養育された過去を持つ。戦士団時代は「反逆者の子」である自らの出生に悩み、純粋なウルトラ人でないことの証である赤と黒のカラーリングを持つことから、超人態への変身を躊躇うなど繊細な一面を見せる。ヘラー軍団との戦争ではレジスタンスとして活動し、親友マティアの死をきっかけに巨大化能力に覚醒。戦争終結後は数々の訓練や試練を乗り越え、大賢者よりスターシンボルを授与されるまでに至った。 タイガが修行中に最初に訪れたU40でタイガと出会い、彼の真っ直ぐな人柄に惚れてトライスクワッドの一員となった。トレギアに敗れた後はタイガ同様に光の粒子となって宇宙空間を彷徨っていたが、事故死した宇宙飛行士の九条ナナの強い思いに惹かれてヒロユキたちの地球に到達。ナナの夫レントがトレギアの策略で変身したギャラクトロンMK2との戦闘後、ヒロユキと一体化する。 U40出身という設定は、設定監修の足木が『ザ☆ウルトラマン』が好きだったことによるもので、40周年を迎えることから取り入れられることとなった。 筋肉質なウルトラマンとしては『ウルトラマンオーブ』のウルトラマンオーブ サンダーブレスターが存在しているため、その差別化として知識に長ける年長者と設定された。初登場回である第3話の脚本を手掛けた林壮太郎は、同話でのトレギアとの戦いのセリフでタイタスの方向性が見えたと述べている。 デザインは後藤正行が担当。タイガが銀、フーマが青のため、イメージカラーを赤に振り分けている。U40としての特徴はスターシンボルのみである。円型のカラータイマーや、上半身と下半身の赤と黒のカラーリングが反転したものも描かれている。マッチョ体型のため銀色などの膨張色が多いと太ってぼやけた印象になってしまうことから、黒を多く入れて全体的に締まって見えるようにしている。U40出身のウルトラマンの身体が黒いという理由は、デザイン画の段階で既に身体が黒かったため、脚本の足木がヘラー軍団の子孫という設定を後付けすることとなった。 初登場の3話のCGのビル群素材は『ウルトラマンサーガ』のものを使用している。
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