札証アンビシャス
別名:アンビシャス市場、アンビシャス
札幌証券取引所(札証)が開場している市場のうち、成長の期待がもてる企業を対象にした新興企業向け市場のこと。2000年4月に創設された。2013年3月現在、7社が札証アンビシャスに上場している。
札幌証券取引所では、札証アンビシャスの位置づけを、将来、本則市場への上場を視野に入れた中堅企業向けの育成市場としている。
札証アンビシャスに上場するための基準は、北海道に関連のある企業であること、株主が100人以上であること、純資産額が1億円以上であることなどが挙げられる。また、上場廃止基準は、株主が100人未満であること、上場時価総額が2億円未満であること、1年間の月平均売買高が2単位未満であることなどが挙げられる。
関連サイト:
アンビシャスについて - 札幌証券取引所
ambitious
「ambitious」とは、大望のある・熱望して・野心をもって・野心的な・意欲的な・大がかりなといったことを意味する英語表現である。
「ambitious」とは・「ambitious」の意味
「ambitious」は、形容詞として用いられ、「大望のある」「~を熱望して」「野心をもって」「野心的な」「意欲的な」「大がかりな」などの意味をもつ。比較級は「more ambitious」、最上級は「most ambitious」である。「ambitious」の発音・読み方
「ambitious」の発音記号は、「æmbíʃəs」である。実際に発音する際は、「アンビィシャス」のようになる。「æ」は、口を横にあけて「ア」と「エ」の中間のような音を発音する。「m」は、唇を閉じて口から息が出るのを止め、鼻に抜けるように「ム」という声を出す。ただし、単語の途中で直後に母音がないため、「ン」に近い音となる。「b」は、唇を閉じて息を止めた状態から勢いよく唇を破裂させるようにして「ブッ」という音を出す。「i」は、日本語の「エ」と「イ」を同時に言うイメージで「イ」と発音する。「ʃ」は、唇を丸く突き出し、舌の先を上の歯茎に近づけて息だけで「シュ」と音を出す。「ə」は、口を少し開け、弱くあいまいに「ア」と言う。「s」は、舌先を前歯の裏の歯茎に近づけ、その隙間から息を出して「ス」と発音する。
「ambitious」の語源・由来
「ambitious」は、名詞「ambition」の形容詞形である。「ambition」の原義は、「あちこち行くこと」である。印欧語系で「行く」という意味をもつ「hey-」がラテン語で「行く」という意味をもつ「eo」となり、「あちこち」という意味をもつ「ambi-」が付属したことで、ラテン語で「票を懇願する」という意味をもつ「ambio」となった。これが「こと」という意味をもつ「-tio」によって名詞化されたことで、ラテン語で「票を懇願すること」という意味をもつ「ambitio」へと変化した。これが古期フランス語で「野心」という意味をもつ「ambition」となり、英語で「ambition」という表現が用いられるようになった。「ambition」が形容詞化されて「ambitious」となった。「ambitious」を含む英熟語・英語表現
「Be ambitious」とは
「Be ambitious」は、「大志を抱け」と訳される英語表現である。「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」は、札幌農学校に赴任していたクラーク博士が任期を終えて帰国する際に学生に残した言葉とされている。
「be ambitious for the future」とは
「be ambitious for the future」は、「未来に野望を持っている」という意味をもつ。
「be ambitious of~」とは
「be ambitious of~」は、「~を熱望する」という意味をもつ。
「ambitious to~」とは
「ambitious to~」は、「~を熱望している」「ぜひとも~したいと思う」といった意味をもつ。
「cast ambitious eyes at~」とは
「cast ambitious eyes at~」は、「~に対して意欲的な目を向ける」という意味をもつ。
「have ambitious eyes for~」とは
「have ambitious eyes for~」は、「~に対して意欲的な目をしている」という意味をもつ。
「be the least ambitious of~」とは
「be the least ambitious of~」は、「野心という点で~の中で最も控えめである」という意味である。
「ambitious」を含む様々な用語の解説
「ambitious(アイドルグループ)」とは
『AmBitious』は、2021年10月22日発売の雑誌『Myojo』にて結成が発表されたジャニーズJrのユニットである。関西ジャニーズJr.9人から構成されている。メンバーは固定ではないとされている。関ジャニ∞の大倉忠義がプロデューサーを務める。
「ambitious(ダンス/ボーカル/DJユニット)」とは
『ambitious』は7人組で編成されたダンス・ボーカル・DJユニットである。2020年に開催された「アンビシャスオーディション」でメンバー全員が選出され、2021年3月27日に行われたライブ「ambitious解禁!」でデビューした。
「ambitious」の使い方・例文
「ambitious」を用いた例文には、「She is a very ambitious woman.(彼女はとても意欲的な女性である)」「I'm very ambitious for my goals.(私は自分の目標に対して非常に意欲的だ)」「This is an ambitious project.(これは大掛かりなプロジェクトである)」「He is an ambitious politician.(彼は野心のある政治家である)」「He is ambitious of political fame.(彼は政治的に有名になるという野心を持っている)」などがある。アンビシャス【ambitious】
アンビシャス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/09 09:08 UTC 版)
アンビシャス(Ambitious)は、札幌証券取引所が開設する新興企業向けの株式市場である。名称はウィリアム・スミス・クラーク博士の名言、「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」に因む。
概要
2000年4月7日に開設。アンビシャスに限ったことではないが、既上場会社の子会社であっても上場できるため、実質的に資金の二重取りを許しているのではないかとの指摘もある。2006年7月8日には日本経済新聞がこの点を批判する記事を掲載し、話題となった。また、一時期は北海道よりも東京に本社がある企業の方が多く、本来北海道の新興企業を育成することがアンビシャスの目的である事から、北海道の経済界からも苦言が呈されていた。
その後の上場廃止と新規上場により本社所在地に関する上記の逆転現象は解消されたものの、2018年の全取引のうち、売買高の約97%・売買代金の約96%をRIZAPグループの取引が占めるという歪な市場となっている[1]。
東京証券取引所グロース市場や名古屋証券取引所ネクスト市場と比べ、上場基準が若干厳しい。株主資本は1億円以上または最近2年間の営業利益が500万円以上の場合は正でないと新規上場はできない他、営業利益は正(黒字決算)でないと新規上場はできない。
上場企業
2022年5月現在。
社名 | コード | 本社 | 業種 | 売買開始日 | 主幹事証券 | 注釈 |
---|---|---|---|---|---|---|
エコミック | 3802 | 札幌市 | 情報・通信業 | 2006年4月4日 | ディー・ブレイン証券 | 東証スタンダードとの重複上場 |
RIZAPグループ | 2928 | 東京 | 食料品 | 2006年5月30日 | NIS証券[注釈 1] | [注釈 2] |
光ハイツ・ヴェラス | 2137 | 札幌市 | サービス業 | 2007年2月6日 | エイチ・エス証券 | |
日本テクノ・ラボ | 3849 | 東京 | 情報・通信業 | 2007年5月22日 | IPO証券[注釈 3] | |
インサイト | 2172 | 札幌市 | サービス業 | 2008年2月20日 | ディー・ブレイン証券 | |
エコノス | 3136 | 札幌市 | 小売業 | 2015年6月24日 | 岡三証券 | |
フュージョン | 3977 | 札幌市 | 情報・通信業 | 2017年2月23日 | 岡三証券 | |
エコモット | 3987 | 札幌市 | 情報・通信業 | 2017年6月21日 | 岡三証券 | 東証グロースとの重複上場 |
日本グランデ | 2976 | 札幌市 | 不動産業 | 2019年6月19日 | アイザワ証券 | |
キットアライブ | 5039 | 札幌市 | 情報・通信業 | 2022年9月28日 | アイザワ証券 |
過去の上場企業
社名 | 現在 | コード | 本社 | 業種 | 売買開始日 | 主幹事証券 | 注釈 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
キャリアバンク | 市場変更 | 4834 | 札幌市 | サービス業 | 2001年3月29日 | つばさ証券[注釈 4] | [注釈 5] |
日本産業ホールディングズ | 上場廃止 | 4352 | 札幌市 | 情報・通信業 | 2004年3月16日 | ディー・ブレイン証券[注釈 6] | 2012年1月23日上場廃止。[注釈 7] |
ゲームポット | 上場廃止 | 3792 | 東京 | 情報・通信業 | 2005年12月20日 | NIS証券[注釈 1] | 2008年7月20日上場廃止。[注釈 8] |
ナノテックス | 上場廃止 | 7772 | 東京 | 精密機器 | 2006年7月7日 | ディー・ブレイン証券 | 2009年3月7日上場廃止。[注釈 9] |
アキナジスタ | 上場廃止 | 2495 | 東京 | サービス業 | 2006年8月18日 | ディー・ブレイン証券 | 2013年8月11日上場廃止。[注釈 10] |
インネクスト | 上場廃止 | 6660 | 東京 | 電気機器 | 2007年2月14日 | ディー・ブレイン証券 | 2011年9月28日上場廃止。[注釈 11] |
クラウドゲート | 上場廃止 | 2140 | 東京 | サービス業 | 2007年2月28日 | ディー・ブレイン証券 | 2012年3月23日上場廃止。[注釈 12] |
FUJIジャパン | 市場変更 | 1449 | 札幌市 | 建設業 | 2017年12月13日 | 藍澤證券 | [注釈 13] |
脚注
注釈
- ^ a b 現在のヤマゲン証券
- ^ 2007年9月、健康コーポレーションから健康ホールディングスへ社名変更。2012年1月、健康ホールディングスから健康コーポレーションへ社名変更。2016年7月、健康コーポレーションからRIZAPグループへ社名変更。
- ^ 現在のアイネット証券
- ^ 現在の三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- ^ アンビシャス市場上場第1号。2005年11月、札幌証券取引所本則市場へ市場変更。2022年5月現在は札幌証券取引所単独上場である。
- ^ 現在の日本クラウド証券
- ^ 2009年10月、アルファ・トレンド・ホールディングスから現商号へ。
- ^ 2008年7月、ソネットエンタテインメント株式会社の完全子会社のため上場廃止。GMOインターネット株式会社の子会社となり、GMOゲームポットと商号変更。2017年12月1日、GMOインターネット株式会社に吸収合併され解散。
- ^ 2009年3月、ユニパルス株式会社の完全子会社となったため上場廃止。
- ^ 2006年8月、株式会社イージーユーズとして上場。2009年4月、株式会社SEメディアパートナーズへ社名変更。2010年7月、アキナジスタ株式会社へ社名変更。
- ^ 2011年9月、破産手続き開始のため上場廃止。
- ^ 2012年3月、不適切な会計処理が行われていたとの疑義により上場廃止。
- ^ 2021年11月12日、札幌証券取引所本則市場に市場変更。
出典
- ^ “銘柄別売買高順位表(アンビシャス)” (PDF). 札幌証券取引所. 2019年2月14日閲覧。
外部リンク
品詞の分類
- アンビシャスのページへのリンク