アルバム、初期の演奏、キャラクターの背景
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「ブルース・ブラザーズ」の記事における「アルバム、初期の演奏、キャラクターの背景」の解説
1976年1月17日のサタデー・ナイト・ライブに初出演し、1978年4月22日にゲストミュージシャンとして出演した。三度目にして最後の出演となったのは 1978年11月18日である。 1978年、スティーヴ・マーティンがギブソン・アンフィシアターでの公演の前座を彼らに依頼し、この時のパフォーマンスはブルース・ブラザーズ初のアルバム『ブルースは絆 (Briefcase Full of Blues)』に収録された。この年にベルーシの『アニマル・ハウス』が大当たりしており、アルバムもBillboard 200の一位、ダブル・プラチナを達成した。アルバムではサム&デイヴの「ソウル・マン」、The Chips(英語版)の「Rubber Biscuit」をフィーチャしており、特に「Rubber Biscuit」ではエイクロイドが talk-singing を際立たせて歌っている。 アルバムのライナーノーツにはジェイクとエルウッドの人生について書かれ(ただしフィクションである)、彼らのイメージづくりに寄与している。彼らはイリノイ州ロックアイランドのカトリック系の孤児院で育ち、カーチスという用務員にブルースを教わった。義兄弟の契りを交わすときにはエルモア・ジェームスのものと言われているギターの弦で互いの中指に傷をつけたという。 1978年の大晦日にはWinterland(英語版)でのグレイトフル・デッドの最終公演でNew Riders of the Purple Sage(英語版)と一緒に前座を務めた。 映画と同時にブルース・ブラザーズの初めてのスタジオ録音アルバムであるサウンドトラックがリリースされた。「Gimme Some Lovin'」は Top40 に達し、バンドは映画のプロモーションとしてツアーを行った。このツアーにおいて、1980年のギブソン・アンフィシアターの様子を録音したものは彼らの三枚目のアルバム(そして二枚目のライブ・アルバム)『メイド・イン・アメリカ(英語版)』となった。「Who's Making Love」は 39位にまで上り詰めた。このアルバムはベルーシのジェイク・ブルースが聴ける録音のうち最後のものになる。 ベルーシの妻 Judith Jacklin と彼の友人Tino Insana(英語版) はブルース・ブラザーズの宇宙と映画のバック・ストーリーについての書籍「Blues Brothers: Private(英語版)」を書いた。 1981年、『ベスト・オブ・ブルース・ブラザーズ(英語版)』が発表された。それまで未発表であったバージョンの「The Soul Survivors(英語版)」、「Expressway to Your Heart」、同じく未発表の「Everybody Needs Somebody to Love」と「Rubber Buiscuitt」の別録音が収められ、初期のコンピレーション・アルバムとして長い間販売された。1998年のイギリスのコンピレーション・アルバム『The Complete Blues Brothers』では、それまで「Soul Man」の B面でしか聴けなかったLamont Cranston(英語版) の「Excuse Moi Mon Cheri」をフィーチャーした。 1982年3月5日にジョン・ベルーシはヘロインとコカインの過剰摂取によりハリウッドで死亡した。 ベルーシの死後、ブルース・ブラザーズ・バンドは彼抜きで SNL の番組内やチャリティ、行政的な場で演奏を行った。エイクロイドは"ジー"・ブルース(ジェームズ・ベルーシ)、"マイティ・マック"(ジョン・グッドマン)とも一緒にステージに立っている。また、著作権者たちの許諾のもとブルース・ブラザーズのモノマネが演じられている(オーランド、ハリウッドのユニバーサル・スタジオで見られる)。 1997年にジェイクとエルウッドを用いたコメディアニメが企画されたが、8回分のストーリーがつくられた後お蔵入りとなった。 エイクロイド、ジェームズ・ベルーシ、ジョン・グッドマンは『ブルース・ブラザース2000』(1998年)のブロモーションで、ZZトップやジェームズ・ブラウンと共に第31回スーパーボウルのハーフタイムで演奏した。その直前には、ブルース・ブラザーズが監視を逃れてルイジアナ・スーパードームに向かっているというニセのニュースがレポートされた。 エイクロイドはブルースの支持者として精力的に活動を続け、この、いわば副業で得た収入をHouse of Blues(英語版)(米国内でフランチャイズ展開しているナイトクラブ)の創設と所有権の保持(一部)に費やしている。 ジョン・ベルーシの弟であるジェームズ・ベルーシは "Zee"・ブルースとしてしばらくの間ブルース・ブラザーズ・バンドとツアーを行い、アルバム『Blues Brothers and Friends: Live from House of Blues(英語版)』を録音した。しかし彼は『ブルース・ブラザース2000』には出演していない。それは彼へのオファーがマイティ・マック(ジョン・グッドマンが演じた)の役ではなく、保安官 "キャブ"・チャンバレンの役だったからとの噂もある(結果としてこの役はジョー・モートンが演じた)。ジェームズ・ベルーシは後にエイクロイドと『Belushi/Aykroyd - Have Love Will Travel』という名前のアルバムを制作したが、ブルース・ブラザーズとしてではない。 2004年、シカゴで「ブルース・ブラザーズ リバイバル」というミュージカルが上演された。ストーリーはエルウッドが辺獄/煉獄からジェイクを救い出す、というものであった。このミュージカルはジョン・ベルーシ estate (ベルーシの未亡人である Judith Belushi-Pisano も参加している)とエイクロイドの賛意と許諾を得てつくられた。
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