辺獄とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 辺獄の意味・解説 

辺獄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/12 09:23 UTC 版)

辺獄(へんごく、リンボ、ラテン語: Limbus: Limbo)は、カトリック教会において「原罪のうちに(すなわち洗礼恵みを受けないまま)死んだが、永遠の地獄に定められてはいない人間が、死後に行き着く」と伝統的に考えられてきた場所のこと。中世西方教会神学者たちが死後の世界について考える際に分けられたもので、いわゆる「地獄」や「煉獄」と混同されることもあるがこれらとは異なるものであり、イエス・キリストが死後復活までの間にとどまった場所(父祖の辺獄)、および洗礼を受ける前に死亡した幼児が行く場所(幼児の辺獄)と考えられてきた。


  1. ^ ただし、使徒信条ラテン語原文では、「陰府」すなわち「父祖の辺獄」に相当する語は"limbus"ではなく"inferos"であり、これは「地獄」とも訳される単語である。
  2. ^ Bishop Hilarion Alfeyev: Christ the Conqueror of Hell参照
  3. ^ 「キリストの魂は地獄の一部のみに降臨した。そこには正しき者が囚われていた」(トマス・アクィナス)、[1]
  4. ^ 『カトリック教会のカテキズム』632節(日本語版190頁) ISBN 978-4877501013 カトリック中央協議会
  5. ^ 『カトリック教会のカテキズム』633節(日本語版190頁)
  6. ^ 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』91頁 カトリック中央協議会 ISBN 978-4877501532
  7. ^ a b 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』153頁 カトリック中央協議会
  8. ^ On Merit and the Forgiveness of Sins, and the Baptism of Infants, ; cf. Study by International Theological Commission, 19 January 2007, 15-18
  9. ^ Study by International Theological Commission, 19 January 2007, 19-21
  10. ^ Study by International Theological Commission, 19 January 2007, 22-25
  11. ^ Summa Theologica Question 68, Article 3
  12. ^ Council of Florence Session 11 (Bull Cantate Domino):
  13. ^ Council of Florence Session 6
  14. ^ 『カトリック教会のカテキズム』1257節(日本語版389頁)
  15. ^ 『カトリック教会のカテキズム』1261節(日本語版390頁)
  16. ^ INTERNATIONAL THEOLOGICAL COMMISSION_THE HOPE OF SALVATION FOR INFANTS WHO DIE WITHOUT BEING BAPTISED(英語訳) The Holy See(教皇庁公式サイト)
  17. ^ "Vatican commission: Limbo reflects 'restrictive view of salvation'" Catholic News Service (April 20, 2007)
  18. ^ "Vatican City: Pope Closes Limbo" ニューヨーク・タイムズ (April 21, 2007)





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「辺獄」の関連用語

辺獄のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



辺獄のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの辺獄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2023 GRAS Group, Inc.RSS