アネア大陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 13:51 UTC 版)
ベルーサ大陸の北に位置する最小の大陸である。国家も南極を除く全大陸で最も少なく、エメリア共和国、エストバキア連邦、ノルデンナヴィク王国の3カ国のみである。 エメリア共和国 (Republic of Emmeria) 主要登場作品:「6」 アネア大陸の中央部から西部およびケセド島を領有する共和制国家。首都はグレースメリア。アネア大陸の国家の中では最大の領土を有する。 小惑星ユリシーズによる被害が少なく、エストバキアに対し断続的に復興支援を実施してきたが、現在のエストバキア政府の母体となった東部軍閥と敵対していたLUFに支援物資を送っていた過去があったことから外交的な不和を抱えていた。高い経済力を持ち、軍事力も質と量共にエストバキアを上まわり、世界でも有数の能力を誇る。 エストバキア連邦(Federal Republic of Estovakia) 主要登場作品:「6」 アネア大陸東部を占める複数の共和国からなる連邦国家。 構成する各国の資源や生産物の再分配による一体化した経済圏によって発展を遂げていたが、小惑星ユリシーズの破片が多数落着したことで甚大な被害を被り、中央政府の弱体化により各地の軍閥の台頭を招き内乱状態に陥った。最終的に主要軍閥の一つであった東部軍閥が主体となって国内が統一され、各軍管区司令官によって構成される「将軍たち」と呼ばれる軍事政権が樹立されたものの、依然として反政府勢力や経済不況を抱える国内情勢を取りまとめることは困難を極めていた。 困窮した経済を立て直すべく2015年8月30日にエメリアへ向け宣戦を布告して侵攻を開始し、当初はエメリア首都グレースメリアなどエメリアの国土の大半を占領するなど圧倒していたが、要である重巡航管制機「アイガイオン」を中核とする空中艦隊を失い、エメリア軍によって徐々に追い詰められていく。最終的にエメリア軍によってグレースメリアを奪還され、切り札として用意していた超大型レールガン「シャンデリア」も破壊されてしまい、反体制派によるクーデターが勃発したことで軍事政権は崩壊した。 ノルデンナヴィク王国(Kingdom of Nordennavic) 主要登場作品:「6」「NORTHERN WINGS」 アネア大陸の北西部と北西の海に浮かぶ大小の島々からなる永世中立国。エメリア・エストバキア戦争においても中立を堅持する。国土は寒冷で湖沼や森林が多く豊かな土地とは言い難いが、機械工業やソフトウェア産業が栄えており、数々の有力企業を抱えているほか世界の工場の役割を担っている。シリーズのデザイナーである三品幸彦によって国籍マークなどの裏設定が公開されている。 アネア共和国(Anea) 『6』の設定が決まる前に存在していた国家。ユークトバニアやエルジアと親密な関係にある国家で、公式な軍事同盟こそないものの、この三国は武器の輸出入に関して相互援助条約を結んでいる。 同一の世界観の上に成立している『6』では、アネア大陸は2015年の段階でエメリア共和国、エストバキア連邦、ノルデンナヴィク王国に分かれており、アネア共和国は存在していない。『6』製作時に設定が改変され、2004年にエメリア、エストバキア、ノルデンナヴィクを統一国家とする構想から「アネア共和国準備機構」が設立されていたが、エストバキアの情勢悪化を受けてその構想が2008年に一時凍結されたという形になっている。
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