わっぱとは? わかりやすく解説

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わっぱ

[副]やかましわめきたてるさま。

「めでたい市のはじめに何事を—と言ふぞ」〈虎明狂・鍋八撥


わっぱ【童】

読み方:わっぱ

《「わらわ」の音変化

子供ののしっていう語。また、子供

道具捜しにまごつく—」〈露伴五重塔

年少奉公人小僧

「傘を車の輪のように地上廻して来る—もあれば」〈花袋田舎教師

男子自分のこと卑下していう語。

「—に仰せ付けられば」〈浄・用明天王

横暴な人。あばれ者。乱暴者

彼奴(きゃつ)、音に聞く不敵の—よな」〈浄・関八州繋馬


わっぱ【輪っぱ】

読み方:わっぱ

輪の形をしたもの俗に車輪手錠などをいう。

曲げ物食物入れ容器。めんぱ。めんつう。「—めし」


わっぱ

方言 意味
わっぱ のたが、木(柾)でできた丸い入れ物自転車リム


わっぱ

甲州弁意味用例
わっぱ輪、車輪 ⇒わっか(同義わっぱがはずれた車輪外れた

わっぱ

甲州弁意味用例
わっぱくるまのわっぱ(車の輪(タイヤ))

わツぱ

読み方:わっぱ

  1. 懐中時計掏摸。〔第三類 犯罪行為
  2. 懐中時計或は該品を専門となす掏摸を云ふ。

わツぱ

読み方:わっぱ

  1. 同上(※「わらび」参照)。〔第六類 器具食物

わツぱ

読み方:わっぱ

  1. 同上(※「わ」参照)。〔第七類 雑纂
  2. 指輪
  3. 〔犯〕指輪のこと。「ワユビ」とも云ふ。
  4. ゆび輪。〔香具師不良

分類 犯、露店商香具師香具師不良


読み方:わっぱ,わつぱ

  1. 煙管或は指輪を云ふ。
  2. 〔香〕〔不〕〔犯〕輪の意で指輪自転車などにも使う。
  3. 指輪。輪つぱ。〔盗〕 ②自転車両輪の輪から。〔盗〕
  4. 懐中時計まんじゅう」ともいう。或いは懐中時計専門とする掏摸のこと。〔掏摸〕 ②煙管。③指輪

分類 掏摸{01}、盗/犯罪香具師不良犯罪者

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

曲物

(わっぱ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 09:25 UTC 版)

曲物のひとつ、秋田県大館曲げわっぱ
室町時代菜売(右)。素足の女性が曲げ物の器を頭上に載せ、青菜類を売り歩く。(『三十二番職人歌合』、1494年、その1838年の模写より)

曲物(まげもの・わげもの)は、などの薄く削り取った材を円形に曲げ、合せ目をの皮などで綴じて作った容器。曲物を作る職人を曲物師、特に曲げ職人を曲師という。

歴史

曲物は、古代より日用品として使用されていたといわれる。

その例として、例えば平安時代から鎌倉時代の絵画である「扇面古写経」・「鳥獣人物戯画」・「信貴山縁起絵巻」・「男衾三郎絵詞」・「北野天神縁起弘安本)」・「東北院職人歌合絵巻」などには「桶」が描かれており、絵画の制作年代から類推して、この「桶」は鎌倉時代以降に作られた結桶ではなく曲桶であり、曲物の「桶」が遅くても平安時代以降には日用的に使用されていたとされている。

また古来、曲物はこの「桶」の他に「井筒」としても使用されたといわれる。曲物井筒と呼ばれるもので、井戸の内壁に曲物を施し、側壁が崩れないようにした。井筒は野面積み石垣などが多く用いられるが、古代は木材を使用しており、曲物井筒もその方法の一つとして古代から用いられたとされる。例として、石川県寺家遺跡や高座遺跡の例(中世期)や秋田県洲崎遺跡(13世紀末)、岩手県落合遺跡(鎌倉時代)などがある。

古代遺跡の発掘調査の結果、曲げ物が出土した例を以下に列挙する。

時代の経過とともに、これらの曲物は「桶」における「結桶」や「井筒」における「石垣」などの登場によって廃れていったが、江戸時代以降も弁当箱や膳、盆、菓子器、華器、茶道用器などに利用され、現在も少なからず生産されている。

産地

種々の代替製品が存在することや、資材調達が難しい状況から、生産量は限定的である。現在、曲物を地域の工芸品・特産品・名産品としている主な地域は以下のとおり。


関連項目

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