まちづくりに関する連盟の見解
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「甲府中央商店街」の記事における「まちづくりに関する連盟の見解」の解説
甲府城に関する見解 甲府城復元の際天守閣の建造構想が持ち上がり、実現に向けて署名活動が行われている際「あれだけ立派なお城があって首(天守閣)がないわけにはいかない、全部完成してもらいたい」と推進する立場をとっている。尚、商店街連盟は建造に向けての協力団体として名を連ねている。 リニアモーターカー駅に関する見解 甲府市南部の大津町に建設予定のリニアモーターカー(中央新幹線)山梨県駅(仮称)について利用者を車で約30分かかる中心街へ誘導するよう甲府商工会議所と共に横内知事へ陳情。これを受け横内知事は中心街へのバス・ラピッド・トランジット(BRT)を利用した公共交通政策をいち早く提唱した(他地域への交通機関については一切触れていない)一方で、駅周辺には大型商業施設やオフィスビルの建設を抑制する方針を打ち出している。この方針に2013年に甲府市で開催された「エンジン01文化戦略会議」のシンポジウムの席上で甲府市中心街保護を訴えた横内知事に対し歴史学者の磯田道史と経済評論家の勝間和代から行き過ぎた中心街保護について否定的見解を受けている。 後任である後藤斎知事以降は横内知事の提唱を転換し、リニア駅周辺の開発を推進している。 批判に対する反論 これらの姿勢にバブル景気崩壊後長年に続く甲府中心部衰退の原因について商店街が郊外の大型店の責任とするばかりで街づくりの努力が不足しているのではとの指摘もあるが、商店街連盟の会長は2007年の読売新聞の取材に対し「金をかけてアーケードを作り、(やまなし映画祭や甲府大好き祭りなどの)祭りもやっている。バス(甲府シティシャトル)も運行している。」と反論している。 なお、甲府大好き祭りは2019年現在も続いているが、やまなし映画祭は2009年の開催後に主催であった甲府市商工会議所が「甲府中央商店街との協力体制がとれていない」などを理由に事業から撤退。行政機関である甲府市の支援で2011年までは続けられ、2012年に甲府市とは別運営に引き継がれたのち2014年を最後に開催されていない。また、甲府シティシャトルは車両の老朽化と利用者の減少を理由に2017年3月26日を以て運行を終了している。 中心街の客層の見解 2011年の朝日新聞の取材では今後の商店街のあり方として中高年向けの街づくりとする一方で、若者向けに関しては「ミニ新宿やミニ渋谷のようにはしたくない」「若者の消費動向を追い続けるのは難しいし、経営者も若くないとついてゆけない」として消極的な態度をとっている。そのため、中央商店街を中心とする甲府駅半径2km圏内にはインターネットカフェやカラオケボックスなどの施設は存在せず、シネマコンプレックスもかつては存在したが、相次いで閉館。現在は映画館が1館のみである。
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