はなみざけ

デジタル大辞泉

はなみ‐ざけ【花見酒】

読み方：はなみざけ

花見をしながら飲む酒。《季 春》

隠語大辞典

花見酒

読み方：はなみざけ

1. チビリチビリ猪口でゆっくりゆっくり飲んでいること。落語の題名からきた通り言葉。〔芸能（寄席・落語）〕

分類 寄席／落語

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はなみざけ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 07:38 UTC 版)

名詞

はなみざけ【花 見 酒】

1. ［風習^(wp)、日本］［原義・古義］　花見（^(wp)梅花・桜花・桃花等の観望）をしながら飲む酒。
   • 観桜（桜花の観望）が人気を博する嵯峨天皇^(wp)治世より前は、花見といえば第一に観梅（梅見。梅花の観望）であった。花見酒もこれに準じる。
2. ［風習、日本］　花見（観桜）をしながら飲む酒。
   • 嵯峨天皇主催の花宴之節（かえんのせち）以降（812年以降）は、花見といえばもっぱら観桜を指すように変わってゆき、観梅（梅見）や観桃などは観桜を意味する「花見」と区別されるようになったと考えられる。花見酒もこれに準じる。
   • 古来、秋の月見酒、冬の雪見酒と並ぶ、日本の春の風物詩^(wp)の一つ。
3. ［季語］　語意は 2と同じ。春の季語（晩春の季語）で、分類は人事。
4. ［遊戯］　花合わせ^(wp)とこいこい^(wp)（どちらも花札^(wp)遊び）における役の一つ。「桜に幔幕（桜に幕）」と「菊に杯」の揃い。「花見で一杯」ともいう。
   • 桜花と杯の取り合わせによって 2の情景を表している。
5. ［演芸^(wp)］　落語^(wp)（古典落語^(wp)）の演目の一つ。創作者は 6代目春風亭柳橋^(wp)。
   • 花見の名所^(wp)で酒を売って一儲けしようと樽を担いで出かけた酒好きの若い衆二人が、屁理屈をこねながら、酒屋から借りた釣銭用の銭を使って互いの樽の酒を買って酌み交わしていたところが、遂には自分達で飲み尽くしてしまい、借りた釣銭だけが残ったという噺。

発音^(?)

関連語

類義語

• 完全同義語

• 語義4 ：花見で一杯

その他

• 花見

• 観桜 / 花見^(wp) / お花見

• 観桜の宴（かんおうのえん） / お花見会
• 花見酒 / 花見団子
• 花見客

• 観梅 / 梅見 - 梅見酒
• 観桃
• 観菊 / 菊見 - 菊見酒
• 花の宴（はなのえん） / 花宴（はなのえん、かえん）

• 月見^(wp) - 月見酒
• 雪見^(wp) - 雪見酒
• 富士見^(wp) - 富士見酒