とくに

デジタル大辞泉

とく‐に【特に】

読み方：とくに

［副］普通と違って際立っているさま。他からはっきりと区別されるさま。特別。とりわけ。格別。「この夏は—暑かった」「大ぜいの中から—彼を選んだ」「—用事はない」

[用法] 特に・殊(こと)に——「今年の夏は特に（殊に）暑かった」など、取り立てていう意では相通じて用いられる。◇「特に」は、「大事なレコードだけど、特にあなたにだけ貸してあげる」のように、他と区別して特別に扱う意であり、この場合「殊に」は用いない。◇「殊に」は「小さい子供は活発なものだが、殊にこの子はよく動く」のように物事の程度が他と比べて一段と高い、という意で用いられる。◇類似の語に「とりわけ」があるが、全般にそうだが中でも、という意で「特に」「殊に」と同じように使われる。

とく‐に【^▽疾くに】

読み方：とくに

［副］すぐに。とうに。とっくに。

「年歯—六十を越えたれど」〈木下尚江・火の柱〉

名字辞典

戸国

名字	読み方
戸国	とくに

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JMnedict

戸国

姓	読み方
戸国	とくに

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

とくに

出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 23:42 UTC 版)

副詞

特に（とくに）

1. （他の場合とは全く異なり、専らその事のためだけ）殊更に（扱う様）。特別に。
   • この公演の切符は特に君だけにあげるものだ。
2. （それと同じ枠組みに入るものの多くが並なみではないが、）取り分けその中でも殊に一際（その程合いが際立っている様）。
   • この駅は沿線の駅の中でも特に利用者が少ない。
3. （下に打ち消しの言端を伴って）それほど取りたてて言うほどに（～ない）。
   • 特に変わった事は無かった。

発音^(?)

と↘くに

IPA:/toꜜkuni/

類義語

語義1

• 特別

語義2

• 中ん付く
• 格別
• 格段に

語義3

• 特段
• 別段

翻訳

• アラビア語: خصوصا ^(ar) (khuSuuSan), خاصةً ^(ar) (khaaSSatan)
• イタリア語: specialmente ^(it)
• ウルドゥー語: خاص طور پر ^(ur) (xās taur par)
• 英語: especially ^(en), particularly ^(en)
• エスペラント: precipe ^(eo)
• オランダ語: vooral ^(nl)
• カタルーニャ語: sobretot ^(ca), especialment ^(ca)
• クルド語:

  ソラニー: بەتایبەتی ^(ku) (betaybeti)

• スウェーデン語: särskilt ^(sv)
• スペイン語: especialmente ^(es)
• セルビア・クロアチア語: posebice ^(sh), osobito ^(sh), naročito ^(sh)
• チェコ語: obzvlášť ^(cs)
• 中国語: 特別 ^(cmn), 特别 ^(cmn) (tèbié)
• 朝鮮語: 특히 ^(ko)
• テルグ語: ప్రత్యేకించి (pratyEkiMchi)
• ドイツ語: besonders ^(de)
• ノルウェー語: spesielt
• ヒンディー語: ख़ास तौर पर ^(hi) (xās taur par)
• フィンランド語: erityisesti ^(fi), varsinkin ^(fi), etenkin ^(fi)
• フランス語: spécialement ^(fr), particulièrement ^(fr), surtout ^(fr)
• ペルシア語: مخصوصاً ^(fa) (maxsusan)
• ポーランド語: szczególnie ^(pl), zwłaszcza ^(pl)
• ポルトガル語: especialmente ^(pt)
• ラテン語: maxime ^(la)
• リトアニア語: ýpač ^(lt), ýpačiai ^(lt)
• ルーマニア語: mai ales ^(ro)
• ルクセンブルク語: besonnesch ^(lb)
• ロシア語: особенно ^(ru) (osóbenno)

Weblio日本語例文用例辞書

「とくに」の例文・使い方・用例・文例

• この地域では、養鶏業がとくに盛んだ。
• 彼女はそれをとくに大きな問題にはしなかった。
• 私は昼ごはんを沢山食べたので、今はとくにお腹がすいていません。
• とくにありません
• とくにない
• とくに、農業分野での水の節約が重要である。
• 彼は彼女にとくにやさしい。
• 先生はとくに田中を選び出して誉めた。
• 私はとくに一つの詩を覚えている。
• 今日はとくに暑い。
• その試合をとくにみたいとも思わない。
• その件に関してはとくに意見はありません。
• ある種の植物, とくに海草は粘液を出す.
• その伝記は彼の公的生活だけではなく私的な面, とくに女性遍歴にもくわしい.
• 待ちに待った到着（とくに何か重要な物）
• 後退する行為（とくに、部隊の命令上の撤退）
• （とくに約束または契約で）破られる、または無視される
• （とくに天気において）嵐または激変に特徴づけられるまたは影響される
• （とくに馬などの動物に使用される）適度な赤茶色の
• 落ち着いた自制心に特徴づけられる（とくに挑戦的な状況で）」