その他の周辺機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 09:12 UTC 版)
拡張スロットユニット MSX本体のプライマリスロットに接続して4つのセカンダリスロットを供給する。各種拡張機器の併用や、複数スロットを使う周辺機器の使用に用いられた。MSX仕様準拠(MSXマーク付き)の物が、東芝HX-E601など複数のメーカーから発売。 EX-4(NEOS)MSX向けの製品だが、厳密にはMSXの仕様を満たさないため、MSXマークは付いていない。 映像ユニットMPC-X(三洋電機)同社のMSX1、WAVY-11などに接続する。MSX2が発表される前の1984年秋に発売。解像度512×204、もしくは256×204ドット。最大で512色中16色を使用可能。16色なら1面、2色なら4面というように色数と解像度で持てる画面数が変化した。スーパーインポーズ機能と8階調のビデオデジタイズ機能付き。価格は89,800円。GDCというLSIを採用している。一時期のMSXマガジンの表紙CGはこの両機の組み合わせで作成されていた。 HBI-V1(ソニー)MSX2以降用のビデオデジタイザ。ビデオ映像をMSX2のSCREEN8・MSX2+以降のSCREEN10から12までの画像に変換する。価格は29,800円。 VHDインターフェース(日本ビクター)VHD PC接続端子及びMSX1用VHD言語インタプリタを搭載、スーパーインポーズ機能つき。日本ビクター製MSXの独自スロットに接続する。ヤマハ製マシンでも同様に使用可能(ただし動作保証は無し)。他のMSXで使用する場合は要・専用アダプタ。 拡張グラフィックプロセッサER-101(パイオニア)パイオニア製以外のMSXにLDプレーヤーを接続して使うための機器。スーパーインポーズ機能つき。MSX2以降では使用不可。 バージョンアップユニットMSX2バージョンアップアダプタ(NEOS MA-20) MSX1をMSX2(VRAM 128KB)にバージョンアップすることが出来る。RAMは要64KBで、増設でも可。MSX2+やturboRに挿入すると、MSX2にバージョンダウンする。メインROMとサブROMは同一スロットに並存できないため、メインROMカートリッジとVDP/サブROMカートリッジで2スロット使用。メインROMはサブROMよりも先に初期化される必要があるため、メインROMカートリッジの方をより若い番号のスロットに挿入しないと正常動作しない。 μ・PACK(ビッツー) FS-A1GTで拡張された機能を他のMSXturboRでも使用できるよう用意された。MSX-MIDIと拡張マッパーRAMを同時搭載。同一スロットに並存できないマッパーRAMとROMとを1カートリッジ内に収めるために、内部でプライマリ→セカンダリへのスロット拡張を行っており、セカンダリスロットに挿入した場合は動作しない。 日本語処理カートリッジMSX-WriteII(アスキー) MSX2用日本語処理ワードプロセッサーソフトでMSX-JE連文節変換機能つき。 HBI-J1(ソニー) MSX2用日本語処理カートリッジ。このカートリッジを挿すだけでMSX2でも漢字BASICがサポートされる。対応のワープロソフトは別売、FDDで供給。 GUIHALNOTE(HAL研究所) MSX2以降向けのMSX-DOSにGUI環境を提供するソフト。カートリッジにMSX-JEと漢字ROM、キャッシュメモリとなるSRAMを内蔵。対応アプリケーションはMSXViewでも動作可能。 スキャナスキャナ/ハンディプリンターインターフェイス FS-IFA1(松下電器産業) 同社のワープロ機パナワードU1シリーズのハンディスキャナFW-RSU1W等をMSX2で使用する周辺機器。 ハンディースキャナーMSX2(HAL研究所) モノクロのハンディスキャナー。カートリッジには「HALSCAN」のラベルが貼られている。 エミュレータ MSX上で他のプラットフォームを動作させるハードウエア機器を挙げる。他のプラットフォームでMSX用ソフトを動作させるものについては#歴史を参照。 MEGA MSX ADAPTER (tanam)一部店舗で一般販売された、MSX上でSG-1000用ソフトを吸い出して動作させる同人基板。
※この「その他の周辺機器」の解説は、「MSX」の解説の一部です。
「その他の周辺機器」を含む「MSX」の記事については、「MSX」の概要を参照ください。
- その他の周辺機器のページへのリンク