ざり

デジタル大辞泉

ざ◦り

［連語］《係助詞「ぞ」に動詞「あり」が付いた「ぞあり」の音変化》（多くは「にざりける」の形で）指定・存在の意を強める意を表す。中古、和歌などに用いられた。

「照る月の流るる見れば天の川出づるみなとは海に—◦りける」〈土佐〉

ざり

［助動］［ざら｜ざり｜ざり｜ざる｜ざれ｜ざれ］《助動詞「ず」に動詞「あり」の付いた「ずあり」の音変化》活用語の未然形に付く。…ない。…ないでいる。

「思ひつつぬればや人の見えつらむ夢と知りせばさめざらましを」〈古今・恋二〉

[補説] ふつう、「ず」の補助活用として扱う。終止形はきわめて少なく、已然形・命令形は漢文訓読文体に多く用いられる。

ざり【^▽砂利】

読み方：ざり

⇒じゃり（砂利）

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ざり

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 02:43 UTC 版)

名詞

砂利（じゃり、ざり）

1. 小石（こいし）。また、砂（すな）の混じった小石。

   この一本道は近年つくられたものらしく、敷きつめられた砂利がまだ踏みならされていない処もある。（永井荷風『元八まん』）

2. 子供（こども）。

   (...)一回でいゝといふので又よかったが、客は婆とジャリでがっかり。（古川緑波『古川ロッパ昭和日記』 昭和十九年（1944年）五月七日付）

3. 奉行所において、裁きを受ける町人や百姓が座る、小石が敷き詰められた場所。また、奉行所、白洲（しらす）のこと。

発音^(?)

じゃ↗り、ざ↗り

関連語

• 派生語:（語義1） 砂利トラ、砂利場、砂利道、浅草砂利、川砂利、切り込み砂利、小砂利、玉砂利。（語義2）じゃりんこ、ジャリタレ。

翻訳

（語義1）

• 英語: gravel ^(en), pebble ^(en)
• フランス語: caillou ^(fr)
• 朝鮮語: 자갈 ^(ko)
• 中国語: 碎石 ^(zh), 砾石 ^(zh), 沙砾 ^(zh)

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「ざり」の例文・使い方・用例・文例

• 上司の指示をなおざりにするわけにはいかない
• やることがうんざりするほどある
• 油と水は混ざり合わない
• 演説が長いので皆うんざりした
• 彼はいつも同じ話をしては彼女をうんざりさせる
• 彼の説教にはうんざりだ
• 彼女は近所の人々にうんざりしている
• 彼はうんざりして横を向いた
• 彼女は夫にうんざりした
• うんざりした顔つき
• つまらない細目ばかりでうんざりする講義
• 彼女はご主人の不満を言いに来てうんざりするくらい話していった
• 彼はトラブルだらけでうんざりしている
• 彼女のぐちにはうんざりだ
• こんな天気はもううんざりだ
• 彼女のくどくど続くぐちには本当にうんざりした
• 彼のうそにはうんざりしている
• もううんざりだ!がみがみいうのはやめてくれ
• 2時間も彼を待ってうんざりしてしまった
• 彼女の焼きもちにはうんざりだ