さんたろう〔サンタラウ〕【三太郎】
さんたろう【サンタロウ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11257号 |
登録年月日 | 2003年 3月 26日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | さんたろう よみ:サンタロウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田義雄、土屋七郎、羽生田忠敬、真田哲朗、樫村芳記、増田哲男、別所英男、小森貞男、伊藤祐司、副島淳一、阿部和幸、古藤田信博、加藤秀憲 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「はつあき」に「スターキングデリシャス」を交配して育成されたものであり、果実の外観が円、大きさがかなり大、果皮を被う色が赤の育成地(岩手県盛岡市)では10月上旬に成熟する中生種である。樹姿は開張、樹の大きさは中、樹勢は強である。枝梢の太さ及び節間長は中、皮目の大きさは大、多少は少、えき花芽の着生は多である。葉身の形は中間、葉の大きさは長、葉色は濃緑、たく葉の形は鎌形、長さは長、葉柄の長さは短、太さは太である。花の大きさは中、色は濃桃、花弁の形は卵、やくの色は淡黄である。果実の外観は円、王冠は無、がくの開閉は閉、がくあの深さは中、広さは広、こうあの深さは深、広さは広、果実の大きさはかなり大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは濃、型は縞不明、量は多、さびの位置はこうあ、量は無~僅か、さび状果点は無、果点の大きさは小、密度は中、スカーフスキンは無、果皮のろう質は中、粗滑の程度は滑である。果梗の長さは長、太さは太、肉こうの有無は有である。果心の形は円錐、大きさは小、果肉の色は黄、褐色化は強、硬さ及びきめは中、蜜の多少は無~僅か、甘味はやや低、酸味は強、渋味は無、香気は少、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは大である。発芽期、開花期及び成熟期は中で育成地においては10月上旬である。結果の早晩は早、後期落果はやや多、普通貯蔵性及び冷蔵貯蔵性はやや長い、心かびの発生は無~僅かである。「千秋」と比較して、果実が大きいこと、酸味が強いこと等で、「ジョナゴールド」と比較して、果皮のろう質が少ないこと、渋味がないこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和51年に果樹試験場リンゴ支場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所リンゴ研究部、岩手県盛岡市)において、「はつあき」に「スターキングデリシャス」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
三太郎
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