『ロスト・メビウス』の登場人物
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蒼衣 秋良(あおい あきら) / コールドメディシン 登場作品:『ロスト・メビウス』『オルフェの方舟』『騎士は恋情の血を流す』 統和機構とは別の組織が作り出した合成人間。他者の細胞を活性化させる<コールドメディシン>の能力を持つ。 困惑や空虚感を即座に怒りに変換する性格で怒りを原動力にし様々な困難に対処する。しかし、思考そのものは冷静で推理力に長けている。 統和機構とも元いた組織とも関係のない所で、母と二人で普通の人間として生活していたが、母の交通事故死によって孤児となる。そこで統和機構に発見された事で、システムに所属、しばらくは末端のエージェントとして活動していたが、あるきっかけで一度出会った来生真希子の死について疑念を抱き調べているうちにブギーポップの存在を知り、またリミットとの出会いを通じてやがてブリックの事件に巻き込まれていくことになる。 リミットが姿を消した後は統和機構に加入し、リセットの部下として、統和機構直下の公的機関「オカリナ」で働いている。「オカリナ」では外回り担当であり、以前は毛嫌いしていた友人を作るという行為に抵抗がなくなっており、性格が幾分丸くなっている。 雨宮 美津子(あまみや みつこ) / リミット 登場作品:『ロスト・メビウス』『戦車のような彼女たち』 雨宮世津子の双子の姉。あらゆる攻撃を遮断する<エアー・バッグ>の能力を持つ。正確には「触れた物体を変質させて絶対的防御力を持つ盾にする」という能力で、普段は空気を変質させて盾にしている。(乗っている自動車を変質させて盾にしたりもできる。)「盾」はあらゆる攻撃を跳ね返すが、跳ね返す方向はランダムなので、攻撃者に正確に反射するのは難しい。また変質した物体はある程度操作可能であり、空気で敵を押しつぶすこともできる。 牙の痕でイディオティックと出会い、自ら統和機構と対立する道を選び、ブリックを手に入れ逃走。その後、魔法使い「アウトランドス・ダムール」を巡る戦いの中で妹の世津子と再会する道を選ぶ。しかし、その決断は姉妹の絆をより深く決別させる結果となり、妹が世界を支配するより早く世界を滅ぼすべく、再び妹の前から姿を消す。 長谷部 京輔(はせべ きょうすけ) / イディオティック 登場作品:『ロスト・メビウス』『ヴァルプルギスの後悔』『螺旋のエンペロイダー』 統和機構でも特殊なポジションにいる男性。過去にオキシジェンと中枢の座を争い敗北した。オキシジェン同様生命は停止しており死ぬことはない。空間の隙間(異次元)に入り込んで身を隠す<イディオティック>の能力を持つ。絶対の回避能力を誇るが、異次元は時間の流れが違う為に退避中は現実であっと言う間に時間が流れてしまう。 霧間凪とは叔父と姪のような関係で、彼の血縁である長谷部鏡子は凪の実母にあたる。凪に対し、彼女の運命に関わる忠告を残して消えた。『ヴァルプルギスの後悔』にて再び登場し、統和機構の新たな中枢争いに関わる。 ブリック 登場作品:『ロスト・メビウス』 天から降りてきた者たちの一人。赤い肌を持つ赤子だったものが急激に成長し、少年の姿をとった。人の心にある物を引きずり出し爆弾にすることができるが、彼の自意識や感情そのものは全くあらわにならない。牙の痕で織機綺、蒼衣秋良と共に行動していたが、現在は統和機構を離反したリミットが赤ん坊の状態で所有。
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