『⊿』での闇狩人および関係者
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「闇狩人」の記事における「『⊿』での闇狩人および関係者」の解説
工藤 大介(くどう だいすけ) 外伝『蛍』に登場した闇狩人で、曰く「一匹狼の出張専門闇狩人」。49歳。『⊿』ACT4-8「北に果てる」編に登場。本作にて本編初登場となる。 表の顔は趣味と実益を兼ねた釣り巡業をして全国の釣り場の穴場レポートを雑誌や専門サイトに買い取ってもらっている。本作でも前述の釣り道具を武器としている。瑠璃や誠とは顔なじみで、10年前に瑠璃が玉乗りの練習中に誤って川に落ちそうになるところを助けた(釣りあげた)のが出会いで、それ以降巡業先が近いときは顔を出す。瑠璃曰く「年に1~2度会う親戚のオジサンみたいな感じ」の人。 瑠璃と北海道で再会したときはしのぶや将子らと一緒にいる姿を見て友達ができたと安堵するものの、誠が亡くなったことを聞き驚きを隠せず、瑠璃が一人ぼっちなのを心配していた。更には仕事の現場を瑠璃の目前で見られてしまい、翌日瑠璃を呼んだ際闇狩人であることを聞かれて肯定するも、瑠璃自身も「兄の仕事を引き継いだ」と同業者(闇狩人)であることを打ち明け、小泉も亡くなったことを含めお互い全てのことを話す。 北海道ではいくつかの闇狩人としての「仕事」をしており、最後の的として白神直也と対決するものの「技」はわずかに外れてしまい、反対に左肩と右足に被弾する。その場に居合わせた瑠璃のカラス口もヒットせず解体中の建物の屋上から白神の巻き添えを受ける形で落ちる瑠璃を自身の道具で釣り上げて転落を防いだ。 現時点では旧シリーズも含め間をはじめとした本編に登場する闇狩人との直接の面識はない。 石動 巌(いするぎ いわお) 『⊿』ACT 12「許さざる者(前編)」から登場した元闇狩人。40歳。妻がデイトレードで稼いでおり、主夫業と言いつつ実質的にはヒモ。自らを「身勝手な人でなし」「無料(タダ)の人殺し」と名乗っている。 武器はその場にある先端の尖った棒状のもの(割箸や傘、飲食物の串など)を耳や鼻の穴に刺したり関節技等の力技を使うなど、特に決まった武器はない。 闇狩人を続けるうちに「いちいち依頼を受けていては手遅れになるだけだ」と考えるようになり、告発サイトなどを参考に問題のある人物を殺すようになった。DVやネグレクトで子供を殺すのも時間の問題だった保護者を殺害したのち、施設に入った子供(タエ〈後述〉と稔〈みのる〉)を第三者として引き取っている。妻との間に実子はいない。 半グレ集団「悪貨(アッカ)」に入った末、集団を抜けようとした隣家の青年、猪俣正和(いのまた まさかず)が殺害され、その犯行現場の一部始終を録画していた所を見られ、追われる身となった告発サイトユーザーの青年でハンドルネーム「REDII」こと赤井浩次(あかい こうじ)も殺されたことにより実行犯であるリーダーの井沢(いざわ)を含めた共犯者4人を狙い、うち赤井を殺害した共犯者の一人を秋月からの依頼を受けた修より先に仕留める。その後も井沢に狙いをつけて尾行し仕留める機会を探っていたが、今度は修によって先に仕留められたものの、出し抜かれたことにはむしろ喝采を上げていた。 第1シリーズと同時期(原作の時系列ではACT.15~20の辺り)は暴力団の組員(的屋)をしながら闇狩人をしており、あるきっかけで陣内力と顔を合わせる。のちにわずかの期間ながらコンビを組んで裏の仕事をしたことがあり、そのためか修にその男と似ていることを明かす(顔は似ていないが生き様や持ちかけた交換条件の応じ方などが似ているという意味で)。 本編ではその姿からハードなイメージが強いが、単行本のおまけページでは養女であるタエの成長を嬉しく思う反面、少し寂しく感じるほのぼのな描写もある。
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