《肘正中皮静脈》の正しい読み方とは? わかりやすく解説

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《肘正中皮静脈》の正しい読み方

「肘正中皮静脈」の正しい読み方

「肘正中静脈」の「肘」という漢字には「ちゅう」「ひじ」という読み方があり、「正」という漢字には「せい」「しょう」「ただ(しい)」「まさ」などの読み方がある。また、「中」という漢字には「ちゅう」「じゅう」「なか」「あ(たる)」などの読み方があり、「皮」という漢字は「ひ」「かわ」と読むことができる。さらに、「静」という漢字読み方には「せい」「じょう」「しず」「しず(か)」などがあり、「脈」は、「みゃく」「ばく」「すじ」と読むことができる。したがって、「肘正中静脈」を正しく読むと「ちゅうせいちゅうひじょうみゃく」になる。

「肘正中皮静脈」の意味解説

「肘正中静脈」とは、腕の皮膚近くにある静脈血管のことである。前腕屈側部には、前腕正中静脈尺側静脈、撓側皮静脈3本走っているが、これらの皮静脈肘窩で「肘正中静脈」に繋がっている。血管走行している場所に個人差はあるが、人によっては前腕関節部分青い血管が走っているのを目視することができる。駆血すると比較簡単に盛り上がった血管表面露出することや血管自体太くて弾力があることから採血静脈注射などに利用されることが多い静脈である。

なぜ「肘正中皮静脈」と読むのか・理由

「肘正中静脈」は、それぞれの漢字音読み読んでいる。

「肘正中皮静脈」の類語・用例・例文

「肘正中静脈」の類語には、同じよう前腕にある静脈血管の尺側静脈と撓側皮静脈がある。また、毛細血管静脈動脈などの血管に関する言葉関連語として挙げられる
「肘正中静脈」を使用した用例例文には、「肘正中静脈は、採血分野看護師国家試験問題に出やすいのでしっかりと勉強しておこう」や「静脈注射静脈点滴注射採血などをする時には、肘正中静脈使用することが多い」、「肘正中静脈から採血をしたあとに、手足のしびれや肩こり感じた場合は、神経損傷可能性もあるので身体の様子注視しなければならない」、「弾力性あまりない静脈が多いなかで、肘正中静脈弾力性富んでいる」、「体調優れないので、肘正中静脈点滴をしてもらった」などがある。血管の名称である「肘正中静脈」という言葉日常生活の中で使用する機会ほとんどないため、主に医学用語として病院福祉施設などで使用されている。

「肘正中皮静脈」の英語用例・例文

「肘正中静脈」を英語で表記すると、「intermediate cubital vein」「median cubital vein」などがある。
「肘正中静脈」の英単語使用した英文用例例文には、「The median cubital vein is one of the important blood vessels going to an arm(肘正中静脈は腕に通っている重要な血管のひとつである)」や「When a nurse collects blood, why is it that I use the median cubital vein?(看護師採血をする時に、肘正中静脈をつかうのはなぜですか?」、「The illustration of the median cubital vein got into eyes when I opened the anatomic book解剖学の本を開くと、肘正中静脈イラスト目に入った)」などがある。

《肘正中皮静脈》の正しい読み方

「肘正中皮静脈」の正しい読み方

「肘正中静脈」の正し読み方は「ちゅうせいちゅうひじょうみゃく」である。すべて音読みである。

語構成分かりにくいが「肘正中静脈」は「肘-正中-皮静脈」という要素からなる複合語である。

「肘正中皮静脈」の意味解説

「肘正中静脈」は腕の内側にある静脈一つだが、意味を「肘」「正中」「皮静脈」に分けて考えると理解しやすい。「肘」は上腕前腕繋いでいる部分のことで、「正中」は左右に分ける際の真ん中縦線という意味がある。「肘正中静脈」は片腕左右に分けた際の縦線上の付近にあるため、「肘」と「正中」という言葉使われている。

「皮静脈」とは、皮膚から近いところにある皮下組織中を走る静脈のことだ。つまり「肘正中静脈」は、腕の内側にある静脈中でも、肘付近中央にある皮下組織中の静脈意味する。太い血管であり、青くなっているのが目で確認できる場合もある。さらに動脈並走ていないという特徴もあり、静脈注射静脈点滴注射採血などに最適な血管だ。

なぜ「ちゅうせいちゅうひじょうみゃく」と読むのか・理由

「肘正中静脈」の「正中」は「しょうちゅう」や「しょうなか」と読むこともある。「しょうちゅう」と読む場合鎌倉時代年号を表す言葉になる。「しょうなか」と読めば能舞台中央という意味だ。どちらも「肘正中静脈の意味には適さない。よって「肘正中静脈」の「正中」は、「人体左右に分ける際の真ん中縦線」という意味になる「せいちゅう」と読む。「静脈」の「静」という漢字読み方「じょう」は、音読みの中の呉音である。「静脈」は江戸時代から使われるようになった言葉であり、当時医学関連言葉呉音で読むのが一般的であった。そのため、「静脈」を「じょうみゃく」と読むようになったという説がある。



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