《十柱戯》の正しい読み方
「十柱戯」の正しい読み方
「十柱戯」は、「じっちゅうぎ」と読む。「十柱戯」の意味解説
「十柱戯」とは、「ボウリング」。レーン上に並べた10本のピンを狙ってボールを転がし、倒したピンの数の合計を競うスポーツだ。紀元前5000年頃の古代エジプトでは、すでに行われていたとされている。本来ボウリングはスポーツやレクリエーション・ゲームではなく、一種の宗教儀式だった。ピンを災いや悪魔に見立てて行うものであり、ピンを倒すことで災いから逃れられる、という意味が込められている。日本で広く普及している「10ピンボウリング」は、アメリカで誕生し、競技スポーツとして発展したものだ。なぜ「十柱戯」と読むのか・理由
漢字「十」は音読みで「ジュウ、ジッ」、訓読みで「とお、と」などと読む。「十」が先頭にくる熟語は、「十」を「じっ」と読むことが多い。具体例として「十本(じっぽん)」や「十匹(じっぴき)」が挙げられる。「十」の本来の字音は「ジフ」。末尾が「フ」の字音に「カ業・サ行・タ行・パ行」の音で始まる語が続く場合、促音化する。「十柱戯」の「柱(チュウ)」は「タ行」の音で始まるため、「十(ジフ)」は「ジッ」と読む。よって、「十柱戯」の読み方は「じっちゅうぎ」となる。「十柱戯」の類語・用例・例文
「九柱戯」も「十柱戯」と同様、「ボウリング」の漢字表記だ。ヨーロッパで「ボウリング」は、9本のピンを倒す「ナインピンズ・ボウリング(九柱戯)」として定着した。17世紀に「ナインピンズ・ボウリング」はアメリカに持ち込まれたものの、賭け事に利用されたため禁止になっている。しかし、「ナインピンズ・ボウリング」の禁止に反発した有志が、ピンを1本足した「10ピンボウリング(十柱戯)」をうみだした。「九柱戯」が9ピン制であるのに対し、「十柱戯」は10ピン制の競技を指すという違いがある。よって、「九柱戯」は「十柱戯」と同義とは言えない。「十柱戯」を用いた例文として挙げられるのは、「家族や友人と一緒によく遊んでいるのにも関わらず、私は今まで十柱戯でストライクをとったことがない。」や「力やスピードがなくても、十柱戯でストライクをとることは可能だ。」、「十柱戯の初心者の平均的なスコアについて調べてみよう。」などだ。
「十柱戯」の英語用例・例文
「十柱戯(ボウリング)」は英語で「bowling」と言う。英語の動詞「bowl」の意味は「珠転がし(ボウリング)をする」。また、「ボウリングをする」は英語で「go bowling」。「play bowling」ではないため、注意する必要がある。「十柱戯」の英語を用いた例文として、「I went bowling yesterday. I got a strike!(私は昨日、十柱戯(ボウリング)をした。私はストライクをとった!)」や「I went bowling with my sister. I threw a gutter ball.(私は姉と一緒に、十柱戯(ボウリング)をした。私はガターを出した。)」などが挙げられる。《十柱戯》の正しい読み方
「十柱戯」の正しい読み方
「十柱戯」の読み方は「じっちゅうぎ」である。ボウリングのことである。「十柱戯」と書いて「ボウリング」と読ませる場合も多々ある。「十柱戯」の意味解説
「十柱戯」すなわちボウリングは、競技やレジャーとしてプレイされるスポーツあるいはアクティビティである。日本では、ボウリングといえば柱状のピン10本を玉でなぎ倒す遊びとして定着している。そのため「十柱戯」という字が当てられたわけである。ただ、ボウリングの遊び方は意外と幅広く、柱状ではないボール状のピンを用いたり、ピンを10本ではなく5本だけ使用したりする遊び方もある。
なぜ「じっちゅうぎ」と読むのか・理由
日本では複数の漢字で構成された熟語は、基本的に全て音読みとなる。そのため、「十柱戯」は、音読みのみで構成された「じっちゅうぎ」となる。漢字の「十」は元々「じふ(じゅう)」という読み方であり、後ろにタ行の言葉が続く場合は、「じっ」という読み方に変わる。したがって、「十柱戯」の読み方は、「じゅうちゅうぎ」ではなく、「じっちゅうぎ」となる。とはいえ日常的に馴染んだ「十(じゅう)」の発音にひっぱられて「じゅっちゅうぎ」と読んでしまう場合も実際にはままある。これを誤読といって非難するのも酷である。
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