楽人とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 社会一般 > >  楽人の意味・解説 

がく‐じん【楽人】

読み方:がくじん

がくにん(楽人)


がく‐にん【楽人】

読み方:がくにん

雅楽演奏する人。また、その家柄。特に平安中期以後楽所別当の下にいて、五位六位叙されていた家柄伶人(れいじん)。がくじん


らく‐じん【楽人】

読み方:らくじん

気楽に暮らす人。苦労のない人。


がくじん〔楽人〕

雛の五人囃子代えて用い雅楽奏する人々五人又は七人飾り、左から次のように飾るのが一般的。琴、横笛篳篥火焔太鼓、笙、琵琶羯鼓

楽人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 00:58 UTC 版)

後醍醐天皇」の記事における「楽人」の解説

後醍醐天皇大覚寺統天皇皇族の間で習得求められていた笛を粟田口嗣房、没後はその従兄弟藤井嗣実から習得し、更に秘曲に関して地下楽人の大神景光から習得していたとみられている。特に「羅陵王」という舞楽曲の一部秘曲として知られた「荒序」という曲を愛好し、たびたびこの曲を演奏している。この曲は平時には太平寿ぎ非常時には勝利を呼ぶ曲と言われ元寇時に宮廷でたびたび演奏されていた。このため、「荒序」と討幕関係づける説もある。 更に後醍醐天皇持明院統天皇皇族の間で習得求められていた琵琶習得にも積極的で、西園寺実兼懇願して文保3年1319年1月10日には秘曲である慈尊万秋楽と揚真操を、元亨元年1321年6月15日には同じく秘曲石上流泉上原石上流泉伝授を受け、翌元亨2年1322年5月26日には秘曲である啄木を実兼が進めた譜面元に今出川兼季から伝授されている(実兼が病のため、息子の兼季が代理教授した)。しかも天皇伝授用いたのは皇室累代名器とされた「玄上であった嘉暦3年1328年2月16日には、持明院統でも天皇しか伝授を受ける事が出来ないとされていた「啄木」の譜外口伝伝授を兼季から受けていた。勅命である以上、兼季もこれを拒むことができず、その事情を伝えられ持明院統側では自らの系統象徴する秘伝大覚寺統天皇知られたことに衝撃走った後伏見上皇日記の中で持明院統守ってきた琵琶の道が今上後醍醐天皇)に奪われてしまったと嘆いている。 更に綾小路有頼から催馬楽秘曲を、二条資親からは神楽秘曲伝授を受けるなど積極的に各種音楽奥義極めた他、西園寺家平等院東大寺正倉院から名器召し上げて自らの物としており、物質面でも内容面でも両統迭立以来大覚寺統持明院統で独自の文化築きつつあった宮廷音楽統一図り、自らの権威高めようとしていた。

※この「楽人」の解説は、「後醍醐天皇」の解説の一部です。
「楽人」を含む「後醍醐天皇」の記事については、「後醍醐天皇」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「 楽人」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「 楽人」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



 楽人と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「 楽人」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||



5
100% |||||



8
舞装束 デジタル大辞泉
92% |||||

9
ミンストレル デジタル大辞泉
74% |||||


 楽人のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



 楽人のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人日本人形協会社団法人日本人形協会
Copyright (C) 2024 社団法人日本人形協会 All rights reserved.
※このホームページに掲載されている文章・写真・イラストなどの無断転載を禁じます。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの後醍醐天皇 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS