玄上とは? わかりやすく解説

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げんじょう〔ゲンジヤウ〕【玄上/玄象】

読み方:げんじょう

《「げんしょう」とも》平安時代皇室御物琵琶名器藤原貞敏(さだとし)が唐から持ち帰ったもので、比類のない宝器として尊重され逸話に富む。

[補説] 曲名別項。→絃上


玄上

読み方:ゲンジョウ(genjou)

琵琶名器の名。

別名 玄象


絃上

(玄上 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/31 02:25 UTC 版)

絃上(げんじょう/けんじょう)とは、 村上天皇遺愛の琵琶の名器。その後中世ごろから剣璽と並ぶ皇位継承を象徴する品物(累代御物)として、宮中において重く扱われ、皇室第一の宝物とされた。一説に玄象・玄上とも書き、また玄象は仁明天皇遺愛の琵琶、絃上は村上天皇御物にして両者は別であるともする(醍醐天皇の御物とする説もある)。


  1. ^ 豊永聡美「累代御物の楽器と道長」(初出:『日本歴史』672号(2004年)/改題所収:豊永「累代御物の楽器」『中世の天皇と音楽』(吉川弘文館、2006年) ISBN 4-642-02860-9 P271-295)
  2. ^ 豊永聡美「後鳥羽院と音楽」(初出:五味文彦 編『芸能の中世』(吉川弘文館、2000年)/改題所収:豊永「後鳥羽天皇と音楽」『中世の天皇と音楽』(吉川弘文館、2006年) ISBN 4-642-02860-9 P63-66)
  3. ^ 豊永聡美「二条定輔考」(初出:『東京音楽大学研究紀要』15(1991年)/改題所収:「藤原定輔」豊永『中世の天皇と音楽』(吉川弘文館、2006年) ISBN 4-642-02860-9 P238
  4. ^ 豊永聡美「大覚寺統の天皇と音楽」『中世の天皇と音楽』(吉川弘文館、2006年) ISBN 4-642-02860-9 P82-84
  5. ^ 豊永聡美「後醍醐天皇と音楽」『中世の天皇と音楽』(吉川弘文館、2006年) ISBN 4-642-02860-9 P107-108


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