吟遊とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 吟遊の意味・解説 

吟遊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/09 19:06 UTC 版)

吟遊』(ぎんゆう、Ginyu)は、季刊国際俳句雑誌。内規を持つ任意団体である吟遊社(Ginyu Press)が発行。俳句(ハイク)の世界化を推進し、翻訳に限らず、多言語の作品を掲載している。

沿革

  • 1996年~1998年 代表の夏石番矢が、明治大学法学部からの在外研究でパリ滞在中、日英二言語程度ではない、多言語の国際俳句雑誌の必要性を感じ、南仏で吟遊詩人(troubadour)の足跡に触れ、雑誌名を思いつく。共同体言語国境、既成概念を超えた俳句創作の場として構想[1]
  • 1998年9月30日 創刊準備号発行(七月堂が印刷を担当、現在に至る)
  • 1998年12月20日 創刊号発行

概要

  • 吟遊社:埼玉県富士見市鶴瀬西3-16-11
  • 発行人:夏石番矢
  • 編集人:鎌倉佐弓
  • 主要同人:藍原弘和、阿部吉友、石倉秀樹、大里順、海道芙美子、羽田野令、丹下尤子、松本勇二、鈴木伸一、白石司子、長谷川裕、福富健男、金城けい、山岸竜治、山本一太朗、古田嘉彦、川口信行、大橋愛由等、たかはししずみ、橋本遊行、仙川桃生 ほか
  • 創刊以来の主要執筆者:夏石番矢、鎌倉佐弓、ジム・ケイシャン(USA)、平川祐弘四方田犬彦、コルネリユス・プラテリス(Lithuania)、清水国治、カティシャ・クラコヴァ(Macedonia)、酒井佐忠、田村雅之、カイ・ニエミネン(Finland)、ジャック・ガルミッツ(USA)、カジミーロ・ド・ブリトー(Portugal)、大久保喬樹 レオンス・ブリエディス(Latvia)、カルネッシュ・クマール・アグラワル(India)、モハメッド・ベニス(Morocco)、ペータル・チューホフ(Bulgaria)、アンドレス・エヒン(Estonia)、石倉秀樹 ほか

初期[いつ?]は、金子兜太、荒木忠男、宗田安正などの顧問を置いた。同人は、自由に俳句作品寄稿、近年[いつ?]は日英対訳での発表が増える。同人以外の投句は、吟遊俳句ギャラリー。毎年1回、吟遊同人総会を東京で開催し、作品合評、俳句朗読、吟遊俳句賞授賞式などを行っている。2013年7月、神戸で多言語句会、吟遊カルメン句会開催。2014年11月、吟遊明大句会開催。掲載言語は30カ国以上。「吟遊」誌からの海外の新聞や雑誌への転載も行われている[2]

2003年から毎年、国内外の質の高い句集と俳句選集に、吟遊俳句賞を出している[3]。審査は吟遊社代表の夏石番矢による。受賞者には、審査員による毛筆書きの賞状、賞金、副賞などが授与される[4]。表彰式は、吟遊同人総会の席上。発表はインターネットと「吟遊」誌の毎年秋に発行される号。過去の受賞作者の出身は、6カ国以上にわたる[5]。また2014年から毎年、「吟遊」誌面発表俳句に対して、吟遊・夏石番矢賞を出している[6]

「吟遊俳句賞」主要受賞者

  • 日本 安井浩司、八木忠栄、長嶺千晶、大沼正明、伊丹三樹彦
  • 米国 ジャック・ガルミッツ、ジム・ケイシャン英語版
  • フランス アラン・ケルヴェルヌフランス語版ジョルジュ・フリーデンクラフトフランス語版
  • セルビア ドラガン・J・リスティッチ(Dragan J. Ristic)
  • スロヴェニア ディミータル・アナキエフ英語版

参考文献

  • 夏石番矢「『吟遊』の十年――世界の短詩へ」、鎌倉佐弓「『吟遊』十周年」(夏石番矢・鎌倉佐弓『俳句縦横無尽』、沖積舎、2010年)

脚注

  1. ^ セレクション結社「吟遊」(「俳句界」2016年1月号、文學の森、p. 10、pp. 38-39)
  2. ^ Aozora publications : Haiku as a World Phenomenon, Susumu Takiguchi”. 2016年9月10日閲覧。
  3. ^ 夏石番矢「吟遊俳句賞二〇一三について」(「ふらんす堂通信」140号、pp. 14-15、ふらんす堂、2014年4月25日)
  4. ^ 吟遊俳句賞2013賞状など授与と郵送 Ban'ya/ウェブリブログ”. 2016年9月10日閲覧。
  5. ^ 夏石番矢「吟遊俳句賞」(夏石番矢・鎌倉佐弓『俳句縦横無尽』、沖積舎、2010年)
  6. ^ 吟遊俳句賞 Ginyu Haiku Prize”. 2016年9月10日閲覧。

外部リンク


「吟遊」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吟遊」の関連用語

吟遊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吟遊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの吟遊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS