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和英辞典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/06 01:20 UTC 版)
和英辞典(わえいじてん)は、日本語を英語で理解する辞典である。用例は日本語用例を英語で解説する。 言語が異なると単語や表現は一対一で対応するものではなく、概念に文化的背景があるため用例や解説が必要となる。成立からみると英和辞典は欧米の辞典の邦訳を基礎に日本人の英語学習上の改善を加えながら発達してきたが、和英辞典は幕末の近代言語学による日本語と日本語文法の解析から始まり、徐々に語彙を伸ばし、日本人向けの英語での「日本語表現辞典」にまで発達を遂げてきた。
和英辞典の特殊形態として、日本語見出し語を持つが内容は英語の理解を目的とした「英語学習用和英辞典」があり、英語の学習過程で多く使われてきた。用例は英語例文を中心に解説され、英和辞典内容の日本語項目への逆引き形態での編集がなされている。しかし、日本語表現と英語表現は一対一の関係をなすものではなく、日本語表現をそのまま英語にできると思って接すると、見出し語や用例に不満を持つことが多い。このため和英辞典は英和辞典の補助的役割との認識が生じやすい。 和英辞典の編纂には深い日本語の知識が必要である。日本語辞典には「国語辞典」と「漢和辞典(中国語ー日本語辞典ではなく、日本語の漢語辞典)」があるが、これらに辞書の見出し語をそのままに、本文を英訳をしたと考えてみても多くの問題があることが分かる。 英語が各言語間をつなぐコミュニケーションの中間言語の役割を果たすようになってきた今日、より良い「日本語-英語(和英)辞典」が望まれる。
- ^ 「平文氏の本書を成す、其の印刷を開成所に諮りしに、浩澣の故を以て、目処たたず。終に支那上海に渡りてその出版を完了せり。」石井研堂『明治事物起源』明治44年
- ^ 「野馬臺が欧文ならば蟹が這ひ 浮萍」石井研堂同上書
- ^ 「国語辞典の歩み」『日本の辞書の歩み』辞典協会1996
- ^ 『和英語林集成』デジタルアーカイブス
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