吏部とは? わかりやすく解説

り‐ぶ【吏部/×李部】

読み方:りぶ

中国六部の一。官吏任免叙勲懲戒などをつかさどった隋・唐代設置され清末廃止

⇒りほう(吏部)


り‐ほう【吏部/×部】

読み方:りほう

式部省唐名


吏部

読み方:リブ(ribu), リホウ(rihou)

古代官職式部省別称

別名 李部


吏部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/27 13:35 UTC 版)

吏部(りぶ)は六部の一。文官の任免・評定・異動などの人事を担当した。


  1. ^ 『隋書』百官志下。『旧唐書』職官志2、『新唐書』百官志1。
  2. ^ 『旧唐書』職官志2、『新唐書』百官志1。


「吏部」の続きの解説一覧

吏部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:14 UTC 版)

彩雲国物語の登場人物」の記事における「吏部」の解説

紅 黎深こう れいしん) 声:真殿光昭 / 井上和彦 吏部尚書、紅家当主、邵可の弟。同じく天つ才を持つ男。紅家特有の癖のない黒髪に、深い色の瞳、整って彫りの深い顔立ち。扇を持ち歩き彼の特徴となっている。 兄同様に完璧に感情制御でき、「怜悧冷徹冷酷非情な氷の長官」との異名を取る一方一部人間の前では、頭はいいのに直情的な面を見せる。関心のある人間機微には聡いのに対応が不器用で、関心のない人間機微には疎い長い間「兄以外の他人ぺんぺん草」という世界にいた為、人付き合い分かっておらず、感情表現もおかしい。大切な人が望むことをかなえる大切な人ためになるように動くという他の人間容易くできることが最も不得手余計なことは言うのに肝心なことは言わない為、特に絳攸には誤解されがち。嫌いな人間はとことん追い落とす主義で、彼に目を付けられたが最後真っ当な人生送れない。当主地位はその才能ゆえに無理矢理就かされただけのものであって本人は兄を軽視して追い出した一族嫌っている。 『はじまり』の13年前、邵可から近くに居る条件として国試受験課された。1年後貴陽に向かう途中でコウ(後の絳攸)を拾う。悪夢の国試組の1人で、榜眼及第した状元でなかったのは「及第した後、どのような官吏目指し、国をどう導くか」との会試最後問いに「貴様なんかに仕えるつもりはサラサラない!!」と解答用紙いっぱいデカデカと書いて提出したため。紅一族への当て付けと邵可に追い返されない為に、紅家当主にも関わらず仕官している。 その後、霄瑤璇から吏部尚書への就任打診され、悠舜が茶州から帰って来る時の為だけに承諾した。兄を利用する王家何かと神経を逆撫でする劉輝を嫌っており、職務放棄しがち。本気を出せば1年分の仕事3日で終わるが、仕事をしている姿を見た部下がほぼ全員気絶しその分振り替えで彼らの休日が潰れることもある。 劉輝に紅藍寵愛批判出ていることに気付いており、絳攸らを助ける為、『青嵐』から仕事を完全に放棄し、『黎明』にて吏部尚書解任される。王は紅家当主解任できるという事実を作り出すことで時間を稼ぐつもりだったが、劉輝が紅姓官吏解雇躊躇った為、その意義薄れた。自らはどうあっても劉輝に従えない為、『黒蝶』にて当主の座を邵可に譲る。 奇人本名の「珠」と呼ぶ数少ない人物会試準備期間百合差し入れたお握り飛翔勝手に食べたことで、飛翔と共に満身創痍なる程大喧嘩になった。 紅家への意趣返しで子を持つ気はなかった。コウ拾った理由は、生贄にされた彼が「誰か待っているはずなのに、誰を待っているかを忘れてしまった」と泣く姿に、邵可を待っていた時の辛さ思い起こし、待つ相手も分からなくなったことを哀れんだ為。しかし本人には邵可が静蘭拾ったのを真似てその苦労追体験しようとしたとだけ語り百合真実だ推察されている。『黎明』で絳攸が親離れしたこと、当主交代予定ができたことで、百合子作り提案、『紫闇』にて実子授かったと見られる。 兄一家溺愛し、彼らの一言やる気増減することも多い。幼少期から邵可が自分達の命を守る為に汚れ仕事をしていると理解しており、どんな態度取られようとも懐いている。秀麗のことは最初認めていなかったが、薔君に邵可の子で、黎深の本性知らない為に好く可能性もあると言われ陥落した秀麗男装時に自分のことを「おじさん」と呼ばせているが、「邵可を追い出して紅家当主おさまった鬼畜叔父」と秀麗嫌われることを恐れ叔父さん」であることを告白出来ずにいる。叔父と名乗れないことを、奇人からかわれている。秀麗国試を受ける際、後見人になったことも教えていない。秀麗に会うことを恐れ傾向強まっており、秀麗に自らの存在認知され後で吏部に押しかけたときにも逃亡したほど。このせいで秀麗に「自分嫌っているのでは」と思い込み与える事になってしまった。 玖琅が秀麗蜜柑食べさせて喜ばれているのを見て、黎深も不器用ながら真似たところとても喜ばれ思い出大切にしている。この時の感動きっかけ品種改良指示まで出し紅州みかんが生まれたその後百合の木合わせて持ち歩いたり、蜜柑仮面を作らせたり、蜜柑そのものにまで愛着見せている。時折蜜柑は扇同様に投げ武器として用いられるが花でも実でも一番好きで、絳攸の姓にも選んだ。どこにでも根付き白い花を咲かせ、実も根もになり、実が甘い一辺倒ではないところを気に入っている。相当な天邪鬼な為、その事誰にも知られないようにしているが、邵可と百合楊修にはバレている。後に邵可が絳攸にもバラした。 "風の狼"の解散後も邵可を兇手として使う王家および霄太師憎んでいる。邵可に可愛がられている上に秀麗諦めない劉輝を「洟垂れ小僧」と呼んで忌々しく思い、絳攸に(側近である事を)後悔させたら即刻首をすげかえると劉輝に宣言している。親友鄭悠舜宰相になった際には、劉輝に不幸の手紙送ったり、腐った生卵投げつけたりして、当の悠舜に呆れられた。 妻の百合には、幼い頃から無自覚想い寄せていた。珠の百合への恋を面白半分に応援している内に自覚し半ば強引に結婚した。悠舜が「恋人同士おしるこ食べると縁が切れず末永く暮らせる」と教えられ時には馬鹿にしていたが、結婚後、おしるこ3日1回信心深く食べている(百合はその訳を全く知らされていない)。素直に愛情を示す事ができないが、彼女に対す独占欲かなりのもの。彼女に求婚してきた奇人対し彼女本人与り知らぬところで勝手に断りの文を出したり、当主仕事をしない自分代わりに忙しい彼女をいきなり呼び出すことが多々ある百合以外には髪を触らせないため、髪を切っているのも百合。邵可譲り上手い琵琶は、秀麗にも好かれていたが、百合求婚する際に彼女にだけ弾くように努力する約束した。 絳攸とは半ば共依存で、一時期は劉輝から引き離そう吏部侍郎としての仕事増やしていたが、わざと自分仕事放棄して絳攸に罷免請求出させることで親離れさせた。 悠舜に対しては、彼が劉輝に忠誠誓った時から早死にする未来を見通しており、仕事妥協させる形で命を助けようとするが断られる帰省時に過去自分が悠舜にしたことを思い出して自失状態に陥り、邵可から紅本家蟄居命じられる。悠舜から脚を奪ったのは自分かもしれないと、初め自分が人であることに気づけたかのような有様だったが、志美叱咤激励され、悠舜の元へ駆け付ける北方行脚にも付き合ったが、最後に山中置いていかれ、百合出した捜索隊に絳攸共々保護された。 李 絳攸 詳細李 絳攸の項目を参照楊 修よう しゅう) 声:荻原秀樹 吏部の覆面官吏考課官。『緑風』において、国試及第したのに吏部試及第できない冗官のふりをして紛れ込み密かにそれぞれの人物の査定をしていた。吏部官で黎深に突ける1人秀麗に吏部として正当な評価をした上で「でも嫁にしてもいい」と報告書書いたため黎深に睨まれる蘇芳父親暗殺未遂知っていた。自分正体に勘付いた清雅協力し秀麗の上申書を詐取する。 絳攸の侍郎就任前吏部侍郎最有力候補だった。侍郎になる時の為にと黎深を注意深く観察し、その天才ぶりは認めつつも、何でも手に入っていながら多に使おうとしない姿に苛立ち覚えていた。ただ好きな人為にろうとして空回る一面嫌いではない。 吏部に配属された絳攸に仕事全て叩き込み、絳攸からも官吏として尊敬されている。いつまでたっても「吏部侍郎ではなく吏部尚書お守り」でしかない絳攸に失望し追い落としを図るが、自ら引導を渡し免官逃れる道を残していた。 適当な上の位で楽をしたいと思っている。自分より能力の低いものの下で働くのは嫌。欧陽玉親友で、美的感覚抜群彼に侵入捜査の際の変装手助けしてもらっている。『黎明』では変装中の染髪名残で、頭頂は黒、毛先は茶色になっており、玉にそれを活かして短く切られた。唇は薄く、鎖の付いた眼鏡掛けている。 『黒蝶』で吏部侍郎着任早々出仕拒否した紅姓官吏の首を次々切り、後に能吏据えたことで注目を浴びる上治6年秋より茶州州牧となる。 好きなものは「枇杷の実」「雪柳」「秋の鈴虫」「降るような銀杏」「夏の虹」「紅黎深琵琶」「李絳攸」。名の由来楊修か。 碧 珀明(へき はくめい) 声:私市淳 秀麗同期で、第四及第上治1年15歳。絳攸に憧れ16歳状元彼に敬意表して1年遅らせて受けたが、影月・龍蓮・秀麗に越され17歳状元野望潰えた秀麗には「珀」または「珀明」と呼ばれている(アニメ版では「珀明君」で統一されている)。 一本気曲がったこと嫌いな性格照れ隠しらしき文句同時に出るが、同期の中で唯一影月秀麗助ける。国試秀麗影月と共に、龍まともに向き合ったことから、龍に「心の友其の三」として認知される。また、茶州奇病騒ぎの折、同期二人心底配していたようで、騒動終結後櫂瑜経由して文一つ遣さなかった彼らの下へ友を想う気持ち土台とした、かなり長い説教文を送る。 希望通り絳攸と同じ吏部の下官任じられ、こき使われている。当初貴族らしい純粋さがあったものの、「悪鬼巣窟」と呼ばれる吏部での激務により、罵詈雑言語彙日々増加している。絳攸が吏部侍郎追われた後も、吏部の内情伝えるなど交流続いている。 官吏になった理由は、碧家芸術政治的思惑から守るため。中央官吏目指していたのはそのためである。芸能一族碧家出身で、碧州では神童呼ばれており、芸才はないものの鑑定眼碧家でも屈指。 碧 歌の弟。姉想いで、贋金の件では官位剥奪覚悟していた。『青嵐』の辺りから碧家より帰還命令出ていたが、政治疎い実家らしくなさに違和感覚え碧家官吏辞めさせない為に朝廷留まる。『黎明』では歌が宝鏡作りで死ぬことになり、秀麗から絳攸のことを聞かれてもそれどころではない状態だった。『黒蝶』では絳攸の問い合わせに応じている。

※この「吏部」の解説は、「彩雲国物語の登場人物」の解説の一部です。
「吏部」を含む「彩雲国物語の登場人物」の記事については、「彩雲国物語の登場人物」の概要を参照ください。

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