銀杏とは? わかりやすく解説

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銀杏

読み方:ぎんなん

銀杏(ぎんなん)とは、イチョウ種子のこと、または、イチョウの木の別名。基本的に「ぎんなん」といえば種子を指す意味で用いられることが多い。漢字「銀杏」当て字で「イチョウ」とも読まれるまた、「銀杏」と書いて「ぎんきょう」と読む場合がある。

銀杏は秋の季語である。

樹木としての銀杏の概要

銀杏は、イチョウ科イチョウ属属する。イチョウには雄木雌木があり、銀杏ができるのは雌木のみ。銀杏は直径約2センチメートル程度で、外種皮には悪臭がある。外種皮取り除き、かたい殻の中にある淡い黄色部分を銀杏として食用する。毎年9月頃から採れ始め11月半ば頃までが収穫期になる。日本での主な産地愛知県である。

イチョウ原産地自生地確認されていない中国自生していたものが、11世紀初めに植栽され広まりその後仏教寺院などに盛んに植えられ日本にも薬種として伝来したと見られるが、定かではない

銀杏は食べすぎに注意

銀杏にはメチルピリドキシン(MPN)という中毒物質含まれており、神経興奮させ、けいれん呼吸困難手足麻痺不整脈など、さまざまな中毒症状起こす可能性がある。1952年には、大人1人死亡、子ども3人が重症という事故も記録されている。

日本中毒情報センターによると、子供1度に7~150個以上、成人1度40300個以上を食べると、中毒になる危険性があるとされている。

いちょう〔イチヤウ〕【銀杏/公樹/鴨樹】

読み方:いちょう

イチョウ科裸子植物。一科一種落葉高木で、高さ約30メートル達する。扇形中央裂け目があり、秋に黄葉する。雌雄異株。春、付け根に、尾のような雄花、柄のある2個の胚珠(はいしゅ)をもつ雌花をつけ、4月ごろ受粉し9月ごろ精子によって受精が行われる。果実丸く外種皮熟す黄橙(おうとう)色で、内種皮は白い殻となって種子を包む。種子は銀杏(ぎんなん)とよばれ、食用。幹やから気根垂らすことがあり、乳(ちち)の木ともいう。中国原産で、盆栽街路樹多用され、材は碁盤将棋盤などに使われる。《 黄葉秋 花=春》「—散る遠く風の音すれば/風生

鏃(やじり)の一種イチョウ葉の形したもの

銀杏頭(いちょうがしら)」の略。

紋所の名。イチョウ図案化したもので、多く種類がある。

[補説] 江戸時代以来語源を「一葉」と考え歴史的仮名遣いを「いてふ」としてきたが、「鴨脚」の宋音ヤーチャオに由来するもので、「いちゃう」が正しいとする

銀杏/公孫樹/鴨脚樹の画像
銀杏の紋所一つ「銀杏丸」
銀杏/公孫樹/鴨脚樹の画像
銀杏の紋所一つ二つ剣銀杏」
銀杏/公孫樹/鴨脚樹の画像
銀杏の紋所一つ三つ銀杏」
銀杏/公孫樹/鴨脚樹の画像
銀杏の紋所一つ一つ巴銀杏」

ぎん‐なん〔‐アン〕【銀×杏】

読み方:ぎんなん

《「ぎんあん」の連声(れんじょう)。「あん()」は唐音

イチョウの別名。

イチョウの実。黄色悪臭のある外種皮を土に埋めておくなどして取り去り内部の仁(じん)を食用とする。《 秋》「—が落ちたる後の風の音/汀女」


銀杏

読み方:イチョウ(ichou)

イチョウ科落葉大高木、園芸植物薬用植物


銀杏

読み方:ギンナン(ginnan)

イチョウ果実


銀杏

読み方:イチョウ(ichou)

イチョウ科落葉喬木

別名 鴨脚樹公孫樹


銀杏

作者内田百閒

収載図書旅順入城式
出版社福武書店
刊行年月1994.3
シリーズ名福武文庫


銀杏

作者永倉万治

収載図書どいつもこいつも
出版社新潮社
刊行年月1998.9


銀杏

作者大庭みな子

収載図書三面川(みおもてがわ)
出版社文芸春秋
刊行年月1986.6

収載図書文学 1987
出版社講談社
刊行年月1987.4


銀杏

作者司修

収載図書影について
出版社講談社
刊行年月2008.1
シリーズ名講談社文芸文庫


イチョウ

イチョウ
科名 イチョウ科
別名: ギンナン
生薬名: ギンキョウ(銀杏)
漢字表記 銀杏
原産 中国原産
用途 神社お寺には、よく巨木見られます。種子を炒って食用にしますが、民間では夜尿症用いられいました皮膚が弱い人はかぶれに注意が必要です。
学名: Ginkgo biloba L.
   

いちょう (銀杏)

イチョウのほかの用語一覧
イチョウ:  銀杏

銀杏

読み方:イチョウ(ichou), ギンキョウ(ginkyou), ギンナン(ginnan)

イチョウ科落葉大高木、園芸植物薬用植物

学名 Ginkgo biloba


銀杏

読み方:いちょう

  1. お互の恋を復活させたいものでありますといふ意味を含ませる。〔花言葉
  2. 〔花言〕互に昔の恋を復活させたいの意味

分類 花言葉

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銀杏

読み方:ギンナン(ginnan)

外皮黄色多肉内皮白色二、三稜線があり、なかにほぼ球形堅い種が含まれる胚乳焼いて食用し、また料理用い

季節

分類 植物


銀杏

読み方:イチョウ(ichou)

作者 内田百閒

初出 昭和3年

ジャンル 小説


銀杏

読み方:イチョウ(ichou)

所在 宮城県伊具郡丸森町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

銀杏

読み方
銀杏ぎんなん

イチョウ

(銀杏 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 23:53 UTC 版)

イチョウ銀杏[3][4]公孫樹[3][4]鴨脚樹[3][4][5]学名Ginkgo biloba)は、裸子植物落葉性の高木である[6]。日本では街路樹や公園樹として観賞用に[6][7][8][9]、また寺院や神社の境内に多く植えられ[6][7][8]、食用[7]、漢方[10][11]、材用[12] としても栽培される。樹木の名としてはほかにギンキョウ(銀杏)[13]ギンナン(銀杏)[4]ギンナンノキ[14] と呼ばれる。ふつう「ギンナン」は後述する種子を指す[9][15] ことが多い。




「イチョウ」の続きの解説一覧

銀杏(いちょう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:26 UTC 版)

貧乏神が!」の記事における「銀杏(いちょう)」の解説

山吹前任の上司で、山吹以上に巨大な貧乏神(これはエナジー影響よるもの)。普段老婆の姿をしているが、自ら若返ることができる。長の座を山吹渡して以降隠居生活送っており、ゲームをやったりしている。相当長く生きているらしく現長である山吹の事を「300年足らずしか生きていない小娘」と評し、彼女すら知らなかった市子前世あるかんなと、その恋人の碇の素性知っていた。碇とは浅からぬ因縁持ち山吹報告で碇が生きていることを知ると厳重体制を命じた

※この「銀杏(いちょう)」の解説は、「貧乏神が!」の解説の一部です。
「銀杏(いちょう)」を含む「貧乏神が!」の記事については、「貧乏神が!」の概要を参照ください。

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銀杏

出典:『Wiktionary』 (2021/03/23 13:44 UTC 版)

名詞

(「慣用音:「キョウ」/唐宋音アンギン連声し「ナン」)」)」、イチョウ熟字訓用法

  1. イチョウ、まれにギンキョウイチョウ
  2. ギンナンイチョウの実、食用となる。

類義語

翻訳


「銀杏」の例文・使い方・用例・文例

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