『ウルトラマンZ』に登場するキングジョーSCとは? わかりやすく解説

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『ウルトラマンZ』に登場するキングジョーSC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:30 UTC 版)

キングジョー」の記事における「『ウルトラマンZ』に登場するキングジョーSC」の解説

『ウルトラマンZ』第11話守るべきもの」より登場正式名称は対怪獣特殊空挺機甲3号 キングジョー ストレイジカスタム、略称はキングジョーSC形式番号は「SC-3」。 地球防衛軍日本支部回収したバロッサ星人操縦していたキングジョー破片より得た詳細な解析結果元に、ストレイジが独自技術用いて復元改修再構築することで火力重視型の戦う武器庫として生まれ変わったハイブリット機ともいえる特空機3号キングジョー異星テクノロジーによる動力源解析して再構築した動力ペダニウムエンジンにより、ウインダムの5倍のエンジン出力と3倍の反応速度獲得している。その一方出力一定値を超えるオーバーヒートするリスク抱えているうえに高い操縦練度要求されるため、専任パイロットのナカシマヨウコをして「じゃじゃ馬」と言わしめるピーキー仕上がりとなっている。腹部黄色機内照明操縦席があるが、口元にもハッチがあるため、M1号戦ではイナバコジローが乗り込んでそこから無反動砲細胞分裂逆進剤を打ち込んだ戦況に応じて高機二足歩行型であるロボットモード戦術分離戦闘型のセパレートモード、自走多目的兵装型のタンクモード3形態で運用される起動テスト直前出現したレッドキングへの対処初陣飾り正式にロールアウト後は退役したセブンガー代わるストレイジの主力として活躍する。ストレイジ解散後新設され第一特殊空挺機甲群の所属となり、バロッサ星人三代目出現時はヨウコに代わって男性パイロット操縦担当する。デストルドスとの最終決戦ではナツカワハルキ搭乗し、ほかの特空機と協力してセレブロ寄生されヨウコ救出成功するセパレートモード各機 ロボットモードから分離した4機の戦術分離戦闘型。各機が飛行能力持ち現地でも自在に合体分離可能なため、上半身のみでも攻撃することが可能。主に広範囲警戒時に用いられる。ヘッドファイター 頭部構成する無人攻撃機小回りが利く小型戦闘機のため、警戒区域哨戒にも使用される多連装ペダニウム誘導弾発射システム背面装備している。 ブレストタンク 胸部両腕部を構成する無人装軌自走砲近接鉄拳攻撃システム26口径750榴弾砲装備している。そのため、遠近両方攻撃対応するが、機動力乏しいため、敵をヘッドファイターで誘導し、そこを迎撃するという連携戦法をとる。 コアシップ 腹部構成する唯一操縦席持ちタンクモードロボットモード操縦席兼ね司令機。この機体で、他の3機の無人機遠隔操作による制御行いレーザー誘導によって合体に導く。司令機に特化しているため、非武装第22話ではオオタユカも搭乗しレッグキャリアー遠隔操作した。 レッグキャリアー 脚部構成する無人装軌輸送車三連装砲を左右に装備し、4基の履帯走行するセブンガー搭載して超信地旋回行えるほど強固な車体誇り絶大な機動力輸送力発揮する作戦区域まで怪獣輸送し車体展開して放り投げるまた、煙幕用のスモークディスチャージャー前部装備している。 タンクモード レッグキャリアーにヘッドファイター・ブレストタンク・コアシップが接続搭載した自走多目的兵装型。前面全機兵装向いており、同時に全ての武器発射する兵装一斉射で敵を激甚飽和攻撃によって制圧する装備 26口径750mmペダニウム粒子砲 右腕内蔵主砲から超強力なビーム放つ。ただし、メインエンジンに多大な負荷をかけるため、同じ砲身実体弾である750ミリ榴弾弾種使い分けながら使用するブレストタンクではエネルギーの関係からビーム発射不可能なため、750mm榴弾砲のみ使用可能。タンクモードではロボットモード同様の最高出力によるペダニウム粒子砲発射が可能。ケルビム殲滅作戦では、総合先進装備研究所次元を操るバラバの角を解析して開発した異次元壊滅兵器D4レイ換装し、次元崩壊によって無数のケルビム掃討するD4レイウルトロイドゼロ移設されたあとは、元に復旧され模様近接鉄拳攻撃システム通称ベダニウムハンマー) 三段階に折りたたまれ左腕部を展開・伸縮させ強力なパンチ放つブレストタンクでも使用可能。 多連装ペダニウム誘導弾発射システム (MPLRS) 背部の5連装筒状砲塔から最高射程距離100キロのペダニウム誘導弾放つ。ヘッドファイターでも使用可能。 ペダニウムシールド ボディ前面展開したエネルギーシールドで敵の攻撃を防ぐ。 煙幕弾 両足装備されている。 麻酔弾 肩口装備されている麻酔薬内包し弾丸M1号戦で使用された。 スーツアクター岡部暁 デザインは、井野大輔担当スーツ用のデザイン玩具設計図面を基に起こされている。地球人作ったという設定から意味と機能のあるデザインとして、実在する武装メカロボット要素取り入れており、原案ディテール再構築して、右腕のペダニウム粒子砲左手の指、胸の発光部構造、足の側面装備された銃の形状変更し、地に足のついたハードSFガジェットとすることが志向された。発注時のプレックスデザインした分離合体仕組みそのままに、新規要素を元を活かしながら加えてデザイン進めていき、パネルラインなどはカッコよさではなく実際機能としての必然性がある方向性優先されている。別途左右側面描かれている。『Z』メイン監督田口清隆はストレイジカスタムのコンセプトについて、映画『地球防衛軍』のモゲラ対す映画『ゴジラvsスペースゴジラ』MOGERA例えている。セパレートモードは当初、ストレイジの基地玩具として考えられ敷地分離した状態で配置され怪獣襲撃時に防衛ライン迎撃にあたり最期合体して肉弾戦、というイメージ考えられていたが、そんなに大きな特空機は存在しえない、ということから却下となったタンクモードは、田口玩具試作レッグキャリアー各パーツ積み上げて組んで戦車ようになったものの図面引き直したものが採用された。全体カラーリング分離システムプレックスデザインし、ペダニウムハンマーの内側ディテール井野元が担当した。額の電飾は、原案では前のみであったが、後ろも光るようにディテール追加された。口元部分頭頂部のフィンカッコよくなるように原案変更し右腕のペダニウム粒子砲左手の指の構造変更している。白い装甲外した内部イメージデザイン段階描かれていたが、実際に分解することはできないスコープ付けられる案もあったが、キングジョースコープ覗かないであろうということからカットされた。原案では肩のアーマーはくっ付いていたが、具体的な構造考えてそこに落とし込んでいる。足側面の銃は監督田口指示形状変更している。 スーツ新規造形。6ピース構成スーツとなっており、膝まで一体になったブーツ穿いて上半身前後から装着下腿部と前腕左右差し込んで完成となる。白い面積多くディテール照明白飛びして形状がわからなくなってしまうことを避けるため、シャドー塗装全身ディテールエッジ施している。スーツ通常時可動する左腕スーツアクターグリップ操作によりリアルタイム開閉することができるほか、差し替え握り拳固定されパーツ存在する。ペダニウムハンマー展開時は、左腕を肩の基部プレートごとに回転する構造伸縮機構を持つ専用の腕などに交換しており、スーツアクター左腕胴体部に引き込んでいることから可動域限界がない。左手の指は開いた態と閉じた状態を内部固定具位置変えることで選択できる。左肩のみ交換でき、右肩はその機構がないことから交換できない。額と後頭部、胸はLEDによってリレー発光し回転・明減速度光量撮影コマに応じて逆転可変、全発光などの調節が可能となり、電子的な制御によって前後で光の流れ方向逆にすることでパトランプのように回転しているように見せている。視界目元喉元までメッシュになっている黒い凹部得ている。胸部の3対ずつのLED頭部同様、撮影コマ数に合わせて減速度光量変更することが可能。 企画段階では、キングジョー最初に登場させる案も挙がっていたが、田口最初から強くてウルトラマン不要になってしまうと考え最初は弱いところからキングジョー向けて段階的に強化していくことを主張したという。本作品にはセブンガーウインダム登場していたが、それだけではインパクトがないため、メカレッドキングやメカゴモラのような案もあったが、防衛隊強くするとウルトラマン必要性がなくなることから、合体変形ロボとしての特徴持った新デザインキングジョーを出すこととなった防衛隊武装激化していってしっぺ返し喰らうという全体の流れ決まっていたため、その流れとも矛盾しないことから、それで行くこととなったCGではなく分離形態もすべてプロップ表現されている。分離形態プロップ新規造形で、ロボットモードとはサイズ異なるため、パーツ使い回し出来ずそれぞれのサイズ作り起されており、流用しているパーツもないといい、ディテール暗く見えないようにやや抑え目のシャドー塗装となっている。エッジ立てるような塗装要所要所施している。ブレストタンクには撮影スーツ同様の電飾仕込まれており、明減・発光し、明減速度光量調節することが可能だが、小さなサイズのため、別途専用作成された。ブレストタンク両腕タンクモードデフォルトの肩の角度異なるため、平から真上まで四段階に調節することが可能。レッグキャリアープロップ全長成人男性一人分に相当するタンクモードプロップはセパレートモードを積み重ねただけで成立しているが、固定する機構組み込まれているため、揺れたり傾いたりした程度では簡単に崩れないようになっており、撮影によって使い分けができるように配慮している。

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