法律事務所 専門による分類

法律事務所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 20:36 UTC 版)

専門による分類

日本においては、次のような分類がなされる。

まず、特定の分野に特化した専門性の強い弁護士事務所はブティックと呼ばれる。広義の企業法務のうち、金融法務や知的財産(特に特許)、倒産について見られる。ブティック事務所は比較的小規模であることが多い。

これに対して、さまざまな分野を扱う弁護士事務所は、総合法律事務所と呼ばれ、日本の弁護士事務所の名称によく用いられる。ただし、総合法律事務所の中にも、一般民事を中心とするものから企業法務を中心とするものまでさまざまである。

また、かつては渉外性のある(=国際的な)企業法務に特化した弁護士事務所が渉外事務所と呼ばれていた。近年、国内においても急増した専門性の高い企業法務(M&Aストラクチャード・ファイナンスなど)をこれらの弁護士事務所が担うようになり、もはや渉外案件に特化した弁護士事務所ではなくなっているが、これらの弁護士事務所は依然として渉外事務所と呼ばれている。

世界の法律事務所 売り上げTOP10

世界の法律事務所
The American Lawer, Global 100 2013.[1]
順位 国籍 法律事務所名 弁護士数 売り上げ
1位 イギリス DLAパイパー 4036人 約2586億円
2位 アメリカ合衆国 ベーカー・マッケンジー 4037人 約2564億円
3位 アメリカ合衆国 レイタム・ワトキンス 2033人 約2360億円
4位 アメリカ合衆国 スカデン・アープス 1735人 約2343億円
5位 イギリス クリフォード・チャンス 2525人 約2136億円
6位 アメリカ合衆国 カークランド・エリス 1517人 約2054億円
7位 イギリス フレッシュフィールズ 2049人 約2052億円
8位 イギリス リンクレイターズ 2406人 約2009億円
9位 イギリス アレン・オベリー 2304人 約1999億円
10位 アメリカ合衆国 ジョーンズ・デイ 2363人 約1819億円

脚注


  1. ^ American Lawyer, Global 100 2013.


「法律事務所」の続きの解説一覧




法律事務所と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「法律事務所」の関連用語

法律事務所のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



法律事務所のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの法律事務所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS