弁護士法人とは? わかりやすく解説

弁護士法人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/17 13:30 UTC 版)

弁護士法人(べんごしほうじん)とは、弁護士社員とする弁護士業務をおこなう法人。弁護士法人の社員は弁護士でなければならず[1]、原則全社員が業務を執行し弁護士法人を代表する。社員は連帯して無限責任を負う。

沿革

弁護士は、元来個々に事務所を構え、あるいは事務所を構えた弁護士に雇われる形で業務を行っていた。

しかし、法律事務が複雑多様化する中で、個人事務所あるいはその集合体という形態では対応しきれない事態も生じるようになっていた。

そこで、国民の弁護士利用の利便性の向上と、弁護士の経営基盤の安定化を図る目的で、平成13年に弁護士法が改正され(平成14年4月1日施行)、弁護士業務を取り扱うことができる法人として弁護士法人を設立できるようになった。弁護士法人の社員である弁護士は無限責任を負う等、合名会社と類似した法人組織となっている[2]

定款

絶対的記載事項

  • 目的
  • 名称
  • 法律事務所の所在地
  • 所属弁護士会
  • 社員の氏名、住所及び所属弁護士会
  • 社員の出資に関する事項
  • 業務の執行に関する事項

名称

弁護士法人は法人名の中に「弁護士法人」の文字を使用しなければならない[3]

JPドメイン

属性型JPドメイン名は.or.jpである。

脚注

  1. ^ 弁護士法第三十条の四
  2. ^ 由岐和広 (2010). “弁護士法人の問題点”. LIBRA (東京弁護士会) (2010年1月号): 12-14. 
  3. ^ 弁護士法第三十条の三

関連項目


弁護士法人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 03:32 UTC 版)

弁護士法」の記事における「弁護士法人」の解説

弁護士法人は、弁護士社員とし、訴訟活動などを行う法人である。平成14年施行され本法改正により設立認められるようになった第4章の2)。

※この「弁護士法人」の解説は、「弁護士法」の解説の一部です。
「弁護士法人」を含む「弁護士法」の記事については、「弁護士法」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「弁護士法人」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「弁護士法人」の関連用語

弁護士法人のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



弁護士法人のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの弁護士法人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの弁護士法 (改訂履歴)、法律事務所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS