ラステリ手術 ラステリ手術の概要

ラステリ手術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/18 00:47 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

適応

ラステリ手術は以下の様な先天性心疾患・病態に対する手術として行われる。

  1. 完全大血管転位症(complete TGA), または 大動脈騎乗, または 両大血管右室起始症(DORV); かつ
  2. 心房中隔欠損症 (VSD); かつ
  3. 右室流出路狭窄 (RVOTO):

手術実施時期

通常ラステリ手術は1歳から2歳の間に行われる。完全大血管転位症、大動脈騎乗、両大血管右室起始症の場合はチアノーゼを生じるため、その前にBTシャント術などの姑息手術を行うことがある。

手術手技

ゴアテックス製のパッチを使用して左室から酸素化血を大動脈に流し、同時に心室中隔欠損を閉鎖する。肺動脈弁は外科的に閉鎖され、弁付き人工血管を右室と左右肺動脈分岐部に吻合し、脱酸素化血を酸素化させるためにに流れるよう血流路を作成する。

関連項目

外部リンク




  1. ^ Kirklin/Barratt-Boyes Cardiac Surgery, 4th Edition, p.1894


「ラステリ手術」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラステリ手術」の関連用語

ラステリ手術のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラステリ手術のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラステリ手術 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS