ハリスコ新世代カルテル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/25 08:50 UTC 版)
スペイン語ではハリスコ・ヌエバ・ヘネラシオン(Cártel de Jalisco Nueva Generación)、英語ではハリスコ・ニュー・ジェネレーション(Jalisco New Generation Cartel)と呼ばれている。
2009年にネメシオ・オセゲラ・セルバンテスと、彼の義兄であるアビガエル・ゴンサレス・バレンシアにより創設された。
関係しているとみられる事件
2011年
- 9月20日、ロス・セタスのメンバー35人が武装集団に襲撃され殺害。遺体は路上に放置される。その後、武装集団はマタ・セタス(「セタス殺し」という意味)という名義で犯行声明を出す。
2015年
2017年
2018年
- 1月4日、ベラクルス州で5人の頭部が麻薬組織「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」の署名が入った脅迫メッセージと共に、タクシーのボンネットの上に置かれていた[4]。
- 3月19日、グアダラハラの映画学校に通う男子学生3人が行方不明になり映画監督のギレルモ・デル・トロらが解放を求めて激しい抗議デモをしていたが、翌月の4月23日に3人が溶かされた酸が入った樽を警察が押収し、3人の死亡を確認した[5]。
2020年
- 6月16日、コリマ州で連邦判事夫妻が来訪した男2人から約20発の銃弾を浴びせられ射殺された。判事は2018年に組織の最高幹部の刑務所移送の決定を下しており、その報復とみられている[6]。
- 6月26日、メキシコ市内の高級住宅街でガルシア・アルフッシュ治安庁長官が乗った乗用車が、武装勢力の襲撃を受けて長官が負傷、警護の2人と出勤途中の女性1人が巻き添えで死亡した。 長官はCJNGによる犯行だとして非難するメッセージを公表した[7]。
関連項目
- ^ “待ち伏せ襲撃で警官15人死亡、麻薬組織による報復か メキシコ”. AFPBB News. (2015年4月8日) 2018年4月25日閲覧。
- ^ “警察と武装集団が銃撃戦、43人死亡 メキシコ”. AFP News. (2015年5月23日) 2018年4月25日閲覧。
- ^ “タクシーから頭部のない7遺体発見、メキシコ西部リゾート”. AFP News. (2017年1月23日) 2018年4月25日閲覧。
- ^ “タクシーのボンネットに5人の頭部、麻薬組織が関与の可能性 メキシコ”. AFP News. (2018年1月6日) 2018年4月25日閲覧。
- ^ “行方不明の学生3人、麻薬組織が拉致し殺害 酸入りのたるも メキシコ”. AFP News. (2017年4月24日) 2018年4月25日閲覧。
- ^ “連邦判事夫妻、自宅で射殺される 麻薬カルテルの報復か―メキシコ”. 時事通信 (2020年6月18日). 2020年6月20日閲覧。
- ^ “メキシコ麻薬戦争ついに首都へ、大統領の「非暴力」尻目に”. ロイター (2020年7月4日). 2020年7月3日閲覧。
- 1 ハリスコ新世代カルテルとは
- 2 ハリスコ新世代カルテルの概要
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