どんぐりコーヒー どんぐりコーヒーの概要

どんぐりコーヒー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 23:45 UTC 版)

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ドングリが含まれる代用コーヒー「Koff」(J.J. Darboven社製、ドイツ、20世紀中頃)

作り方は、ドングリの渋みの基のタンニンを抜くのに流水にさらしたり、水に浸けたりし、その後、天日に干し、乾燥したものを煎ったり、ローストして、コーヒーとして用いる[1][2]

歴史

プロイセン王国(現ドイツ)はコーヒーの産地に植民地を持っておらず、18世紀にコーヒーの消費が増加し外貨が減っていくため、フリードリヒ大王は、1777年9月13日にコーヒーの禁止令を布告、更に1781年には「王室以外でのコーヒーの焙煎を禁止」し、不法焙煎の取り締まりが行われた[3]。そのため、代用コーヒー産業が発展し、代用コーヒーの材料の中にドングリが登場した[3]。ドイツではその後のナポレオン1世による大陸封鎖でも、ドングリなどの代用コーヒーが飲まれた。アメリカ合衆国では南北戦争の頃にもドングリの代用コーヒーが登場している[4]

さらに、ドングリの代用コーヒーは第二次世界大戦のドイツと日本とで飲まれている。

21世紀には、ドングリの代用コーヒー、又は、ドングリも含んだ穀物コーヒーが市販されている[5]。 日本の長野県安曇野市では、妊娠した女性がコーヒーの代用品を探してドングリを用い、後に、どんぐりコーヒーとして市販するまでなった[6]

脚注

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