尋とは? わかりやすく解説

じん【尋】

読み方:じん

常用漢字] [音]ジン(呉) [訓]たずねる ひろ

長さの単位両手広げた長さ。ひろ。「千尋

普通。なみ。「尋常

探り求める。訪れる。「尋訪

(「訊」の代用字問いたずねる。「尋問審尋

名のり]ちか・つね・のり・ひつ・ひろし・みつ

難読]尋(と)め行く


じん【尋】

読み方:じん

長さ深さ単位古代中国では8尺。日本では「ひろ」とも呼び、6尺または5尺とされる。→尋(ひろ)


ひろ【尋】

読み方:ひろ

日本慣習的な長さの単位両手左右に伸ばしたときの、指先から指先までの長さ基準にし、1尋は5尺すなわち約1.515メートル、ないし6尺すなわち約1.816メートル。縄・釣り糸長さ水深用い水深場合は6尺とされる


読み方:タズネ(tazune)

江戸時代逃亡失踪者のゆくえを捜索すること。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 14:30 UTC 版)

(ひろ)は、古代の中国や日本で使われた長さ単位。両手を左右に広げたときの幅を基準とする身体尺である[2]


  1. ^ a b c d e f g 松井 哲洋「利根川水系及び近隣水域にある船板図の解析 (2) —長さの単位「尋(ひろ)」 と板図の縮尺率について—」『千葉県立関宿城博物館研究報告』第10号、千葉県、2006年、82-97頁。 
  2. ^ a b c d 坂井 希美子「身体尺"咫(あた)""尋(ひろ)"を扱う教材の研究 : 教科書等で取り上げられている算数的活動を通して」『教材学研究』第28巻、日本教材学会、2017年、159-166頁。 
  3. ^ 『小爾雅』広度「四尺謂之仞。倍仞謂之尋。尋、舒両肱也。倍尋謂之常。」
  4. ^ 詩経』魯頌・閟宮「是尋是尺」伝「八尺曰尋。」
  5. ^ 『左伝』成公十二年「争尋常、以尽其民。」
  6. ^ 唐蘭 『天壌閣甲骨文存考釈』 輔仁大学、1939年、42-43頁。
    李孝定編述 『甲骨文字集釈』 中央研究院歴史語言研究所、1970年、1037-1038頁。
    張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、705-706頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、300頁。
  7. ^ 劉釗 「読秦簡字詞札記」 『簡帛研究』第2輯 1996年、113-114頁。
    劉釗 『古文字構形学』 福建人民出版社、2006年、321-322頁。
  8. ^ 于淼、秦宗林 「漢代隷書対篆書的影響和改造——以漢篆疑字釈読為中心」 『出土文献』2023年第1期 86-87頁。
  9. ^ 白川静 『新訂 字統』 平凡社、2004年、498-499頁。
  10. ^ 于淼、秦宗林 「漢代隷書対篆書的影響和改造——以漢篆疑字釈読為中心」 『出土文献』2023年第1期 86-87頁。


「尋」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2021/07/06 08:16 UTC 版)

発音(?)

接尾辞

  1. ひろ尺貫法長さの単位大人手を広げた長さで、主に漁業の場で綱の長さ水深測るときに用いた目盛付いた綱をおろして水深を測ったのである)。1尋は、江戸時代に5~6尺であったが、明治期に6尺(約1.8m 1等しい)に定められた。身体基準とする単位としては、ヤード・ポンド法fathom同様の考え方である。

翻訳

両手伸ばした長さ

熟語


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