紫斑病とは? わかりやすく解説

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しはん‐びょう〔‐ビヤウ〕【紫斑病】

読み方:しはんびょう

皮膚粘膜に斑状の内出血起こり赤紫色呈する病気総称血小板減少機能異常血管病的変化などで起こる。


紫斑病 ( purpura )

血管から出血したときには体内では血管壁血小板凝固因子などの作用によって自然に止血する仕組みになってます。しかし、なんらかの原因からこのいずれか機能損なわれ場合皮膚関節胃腸腎臓などの血管炎症病変生じますこのような病態生じたとき現れるのが紫斑病で、おもに出血原因血管壁にあるものを血管性紫斑病いいます。とくにその原因アレルギーによって起こるものをシェーンライン・ヘノッホ紫斑病(またはアナフィラクトイド紫斑病)と呼びますまた、シェーグレン症候群全身性エリテマトーデス罹患(りかん)しているや女性の場合免疫異常によって起こる高γ(ガンマ)-グロブリン血症性紫斑呼ばれるタイプあります多く幼児期から学童期にみられますが、おとなでもまれではありません。ある日突然手足お尻盛り上がった紫色アザができ、同時に粘膜からの出血関節痛発疹ほっしん)、腹痛腸出血下血タール便など)が現れます。カゼ引いたあとに見られることが多いのも特徴です。約半数タンパク尿血尿など腎臓障害がでるため、下痢嘔吐などのような消化器症状や、腎臓障害疑われる場合安静を保つことがたいせつです。紫斑病はウイルス細菌による感染薬物虫さされ食べ物寒冷刺激などによって起こります薬剤原因考えられる場合(その薬剤服薬中止)以外は、症状合わせた薬剤処方されます。よく用いられる薬剤ビタミンCステロイド薬副腎皮質ホルモン)、乾燥濃縮ヒト血液凝固第VIII因子製剤(フィブロガミン)などがあります

紫斑病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/31 09:40 UTC 版)

「斑」の記事における「紫斑病」の解説

紫斑(しはん purpura)は、血管炎血管脆弱性血管閉塞などの原因赤血球皮内漏出した状態。代表疾患としてアナフィラクトイド紫斑病ICD-10の「紫斑病及びその他の出血性病態」に分類される

※この「紫斑病」の解説は、「斑」の解説の一部です。
「紫斑病」を含む「斑」の記事については、「斑」の概要を参照ください。

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