歯肉とは? わかりやすく解説

し‐にく【歯肉】

読み方:しにく

歯冠の根もとの部分取り巻いている粘膜歯齦(しぎん)。歯茎


は‐じし【歯肉/×齗/×齦】

読み方:はじし

歯茎。〈和名抄


は‐にく【歯肉】

読み方:はにく

歯の根もとの肉。はぐき。


歯肉

読み方:しにく
【英】:Gingiva

歯肉は上顎および下顎歯槽突起口腔粘膜で被われており、その結合組織固く骨膜癒着している。頬または口唇と歯肉の間の移行帯ではこれに対し、この結びつきはゆるく、ここでは炎症過程によって粘膜がもり上がることがある(このときにはしばしば鼻唇溝オトガイ唇溝が消失する)。外縁上皮歯槽突起外面粘膜上皮であって、厚みがあり高乳頭突起でもって粘膜結合組織としっかり咬み合っており、ところどころ角化みられることがある内縁上皮歯槽の上縁を越えて、歯頚に達し歯根膜を上から被っている。

保護歯周組織

読み方ほごししゅうそしき、しにく
別名:歯肉
学名Periodontium protectoris
【英】:Gum

歯肉は上顎および下顎歯槽突起口腔粘膜で被われており、その結合組織固く骨膜癒着している。頬または口唇と歯肉の間の移行帯ではこれに対し、この結びつきはゆるく、ここでは炎症過程によって粘膜がもり上がることがある(このときにはしばしば鼻唇溝オトガイ唇溝が消失する)。外縁上皮歯槽突起外面粘膜上皮であって、厚みがあり高乳頭突起でもって粘膜結合組織としっかり咬み合っており、ところどころ角化みられることがある内縁上皮歯槽の上縁を越えて、歯頚に達し歯根膜を上から被っている。

歯肉

【仮名】しにく
原文gingiva

歯の根元取り囲む上顎および下顎組織。「gums歯ぐき)」とも呼ばれる

歯肉(しにく)

歯ぐきのこと。

歯肉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 05:48 UTC 版)

歯肉(しにく、はにく)は、口腔粘膜の一部[1][2]で、歯周組織の一つ[2]歯根および歯槽骨を囲む。歯槽骨を覆い始める部分より根尖側は歯槽粘膜であり、その境を歯肉歯槽粘膜境という[3]


  1. ^ 中塚, p.78
  2. ^ a b 田中, p.24
  3. ^ 歯周組織の解剖(全体像・歯肉)”. はる歯科診療室. 2024年4月9日閲覧。


「歯肉」の続きの解説一覧

歯肉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/18 05:26 UTC 版)

歯の発生」の記事における「歯肉」の解説

歯肉と歯の結合はdentogingival junction呼ばれる。この結合は歯肉上皮歯肉溝上皮付着上皮という三種の上皮を持つ。これら三種の上皮は歯と上皮の間の epithelial cuffとして知られる多くの上細胞から作られる。 歯肉の発生十分に解明されていない。しかし、ヘミデスモソームが歯肉上皮と歯の間に生じprimary epithelial attachmentとなることは知られている。ヘミデスモソームは、残存しているエナメル芽細胞によって作られるフィラメント状の構造通り細胞間を連結する一度連結すれば、付着上皮エナメル器から作られる退縮エナメル上皮から生じ急速に分裂始める。このことが付着上皮層が生涯大きさ増し残存しているエナメル芽細胞栄養が向かわないようにする。エナメル芽細胞無くなるとともに歯肉溝形成される

※この「歯肉」の解説は、「歯の発生」の解説の一部です。
「歯肉」を含む「歯の発生」の記事については、「歯の発生」の概要を参照ください。


歯肉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 20:43 UTC 版)

ヒトの歯」の記事における「歯肉」の解説

歯肉(歯茎とも)は、顎に積み重なる粘膜組織である。歯肉上皮は、口腔上皮付着接合上皮歯肉溝上皮の3種からなる。この3種は、歯と口の間にある上皮細胞の塊(epithelial cuff) から形成される口腔上皮は歯の付着直接関連はなく、口腔内で見ることができる。 付着上皮基底膜ヘミデスモソーム半接着斑とも)で構成され、歯と接着する歯肉溝上皮は歯肉上にある角質重層扁平上皮組織で、歯肉と接触しているが歯に接着していない。

※この「歯肉」の解説は、「ヒトの歯」の解説の一部です。
「歯肉」を含む「ヒトの歯」の記事については、「ヒトの歯」の概要を参照ください。

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