歯突起
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/26 07:45 UTC 版)
歯突起(densまたはodontoid process)は椎体上面に付着する起始部がややくびれており、その上方には前面に前関節面があり環椎の歯突起窩と接する。後面には後関節面があり、環椎横靱帯と接する。歯突起は本来環椎の椎体として発生するが、途中で軸椎の椎体と癒着してその一部となったものである。この歯突起があるため、軸椎は後上方から眺めると人が結跏趺坐している姿に見える。日本で火葬後の収骨の際に「のど仏」とされるのは、実は軸椎のことである(生体でのど仏と呼ばれるのは喉頭隆起で、これは軟骨であるため火葬後には残らない)。
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